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育児時短勤務について思うこと


久しぶりに別の店舗で応援に来ていた時です。
育児時短勤務なのに精力的に働く
スタッフがいました。
そのスタッフは言いました。
今日は旦那が休みだから残業できるんです。
そのスタッフのご主人も同じ職場の別店舗で働いていました。
結果としてその育児時短スタッフは
その店舗での稼ぎ頭になっていました。

どんな人にも分け隔てなく接し
仕事も意欲的で素晴らしいなと思う反面
なんか心に引っかかるものがありました。

無意識に
ふと少し前に休職して復帰した
シングルマザーの先輩を思い出していました。

この育児時短スタッフは
人格的にも素晴らしいけど
環境にも恵まれているなと。

うちの会社では
(というか共通の決まり事なのかも
しれませんが)
お子さんがある一定の年齢に達したら
時短勤務は終わり通常勤務に戻る
という決まりがありました。

ただその方はご主人と離婚して
シングルマザーになったため
その後も任せる相手もおらず
負担のかかる生活をしていました。

私たちの業種は時期によって
普通に一人暮らしでも
帰って何もできないぐらいクタクタになって帰るほど激務になることもあります。

育児家事の負担を分け合う相手もおらず
一気に負担の押し寄せる形で
ジワジワとその先輩はメンタルを
病んでいき遂に2ヶ月の休職に至りました。

一方同じ店舗に
元店長でその様子をずっと見てきていた
育児時短スタッフがいて
すごく仕事の出来る方でしたが
私は何があっても定時で帰るから
と明言してそれを実行していました。

私はそのスタッフが店長だったころに
言われたことがあります。

残業をしないで仕事を終わらせると
いうことは周りのスタッフの為でもある。
あなたのように残れる人ばかりではなく
中には家庭の事情で極力早く帰らないと
いけない人もいる。
自分が出来るから残業しますとかではない。
そういう空気を作らないことが大事

と。

私は数年越しにこの言葉が
腑に落ちた気がしました。

社内で育児時短スタッフといっても様々です。

旦那さんが社内で勝手や事情がわかってる方

旦那さんが異業種で残業にすら理解を示さず
嫌な顔をされる方

シングルマザーでそもそも旦那さんがいない方

私が今結婚するならば
おそらく同業じゃないので
上記のような葛藤に苛まれる側の人間でしょう。

その状況まできちんと見えてるのか
というと
責任者が男性ばかりのこの会社に
あまりそこまでの想像力はないように
感じます。
そのような状況の違いが直接
人事評価にも影響してるような感じすら
感じざるを得ません。

ただこういった問題を抱えるのは
私の会社だけではないかもしれません。

私はここにも触れていますが


日本がもっと他人のお子さんを気軽に
預けられるようにみんなが
マインドチェンジすることにより
こういった問題が解決していくんじゃないかと思っています。

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