見出し画像

変えられるかどうかを区別する

最近どちらかというと
仕事もプライベートも不調気味ですが
このような周期というのは
あって然るべきだと思っています。

変に逆らわず台風のように
過ぎ去るのを待ったなら
必ず晴天を迎えられるわけで
重要なのは
その時に無駄に心身を消耗して
後に差し支えることがないように

することです。

だからなのか
不幸な状況に置かれた時の
気持ちの持ちよう的なものに
最近目が行ってしまいます。

「夜と霧」なども見てみたいと
感じていたのですが
最近この要約動画を目にしました。

奴隷として生まれた
古代ローマの哲学者和エピクトスの
「この生きづらい世の中で「よく生きる」
  ために」
というタイトルです。

教訓は「夜と霧」に近いのですが
どんなに辛い状況も
自分の考え方次第で
変わってくるというようなことで

それ自体は
私の人生でも何度も実感してきました。

ただこのような素晴らしい教えというのは
何度も何度でも
自分の中に染み込ませていいと思っていて
1回目より2回目の方が
より深く染み込んでいくのです。

私たちはしばしば
自分の影響力では
どうにもならないことに対して
悩んだり苦しんだりします。

エピクトテスでいうと
奴隷の身分足の障がい
などです。

ただそれに歯向かわず
自分の手元にあるカードの中で
精一杯のパフォーマンスを行った結果

普通では考えられないことですが
晩年には
奴隷の身分を解放された
とのことです。

ここでポイントなのは
奴隷の身分を解放されたのは
あくまでラッキーであり
それでも晩年にしか叶わなかったことなので

これを一生懸命に頑張れば
 奴隷という身分から解放される

という期待を持たないことです。

彼が奴隷という身分から解放されたからこそ
後世に彼の教えが広まったのであって
もしそうならなかったとしても
シェアされなかっただけで
彼自身は幸せな一生を終えることが
できただろうと推測できるのが
ポイントです。

基本的に人は自分以外の人を
幸せにすることは出来ません。
以前の投稿で語ったとおりです。

「結果」をコントロールしようとするのは
永遠に尽きない悩みの始まりです。

彼だってもう一つの悩みである
足の障がいに関しては
治ったなどと言われていないのです。

同じように
「人の気持ち」や「どう考えるか」に
関しても
コントロールしようとしないことです。

どれだけ相手に誠意を持って尽くしても
どれだけ誠実に相手のことを思って
説得しようとしても
ダメな時はダメ
相手の気持ち次第なのです。

こと恋愛関係については
お互いが全く違う価値観を持って生まれた
他人だという大前提の事実を忘れて
相手を自分がコントロールできるという
錯覚を起こしがち
です。

ただこの思い込みこそが
恋愛関係の継続を難しくしている
要因の一つだと私は考えています。

「こんなに長く一緒にいるのに
 なんでわかってくれないんだ」

「なんで自分が怒っているのかすら
 わかっていない」

そりゃあそうです。
人間はエスパーではないのですから。

こっちが良かれと思って
起こした行動すら
逆効果になることなんて
ザラにあるのです。

嫌なことがあれば
何度でも言葉で伝えて

自分が思うベストを尽くして

それでも嫌われてしまうなら
もう仕方がないのです。

世の中はどんどん進化して
複雑になっていくように感じますが
変えられることと
変えられないことに
分けると悩みは至ってシンプルになります。

うまくいかないときは
自分を楽しませることに
注力しましょう。

しかもそれは誰かに対する期待や
結果に拘るものではないことで
確実に自分の心が癒えることをみつけましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?