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好きなところは具体的させた方がいい

私は以前の投稿で
母親の好きなところは

田舎でまわりに「娘さん結婚しないの?」
「孫欲しくないの?」と言われても
否定してくれるところだと言いましたが

例え薄情だと言われても
自分の周りにいる誰かの好きなところを
具体的に言えることは
大事だと感じているのです。

よく好きな理由を具体化すると
「それがなくなったら好きじゃないの?」
という逆説が説かれ
あまり好きな理由などは
明確化してはいけないような論調がありましたが

それはあくまで建前であり
実態としては
その人といることの明確なメリットがあった上で
付き合うことを決めている人が
多いように感じます。

逆にメリットを明言できず
ただ「友達だから」とか「親子だから」
とか「恋人だから」
というような肩書きに縛られている関係性こそ
実態はあまり美しくないように感じます。

極端な言い方をすると
自分にメリットがないのに
ただダラダラ付き合っているのは
情だったり惰性です。

具体的に言うと
DV男と別れられない女性とか
毒親の言うことを聞き続けるこども
などです。
もちろん極端な例ですが。

血縁関係に関しては
完全に切ることは出来ないものの
疎遠になることは可能なわけで
そんな中 親のことをひとつも尊敬できないのに
ただ「親だから」という理由で連絡を取っている
というスタンスだったら
私が親なら結構悲しいです。

つまり具体的な好きな理由を
あやふやにしたまま
肩書きだけで一緒にいる関係性って
相手にも失礼だと感じるのです。

だからあなたがなんとなく
今一緒につるんでる人がいたら
その理由を今一度考えてみてください。

ちなみにここで言う「理由」とは
ただ「優しいから〜」
というものは当てはまりません。

「優しい」という抽象的な概念は
不都合な真実が目の前で起こった時に
無意識に捻じ曲げてそっち側へ持っていこうと
するので主観が過ぎて当てになりません。
そもそも「優しさ」なんて
全人類が持っているのです。

主観ではなく客観で見てください。
客観とはつまり具体的な行動のことです。

例えば私なら母親以外にも

彼氏ならば
私のことを「頭がいい」と尊敬してくれて
いつも褒めてくれて
動物と戯れあっている時がかわいいところ

父親だったら
少しぶっ飛んでいて
ネタになるような話をたくさん
持ってきてくれるところ

妹は私の数少ない
経済や世界情勢について話し合いになれる
存在だし

意見がぶつかってケンカになるも
毎回リセットして仲良く話せる上司

よく遊ぶ仕事の後輩は
こちらがおススメした音楽や動画を
口だけでなく実際に調べて
ちゃんと観てくれるところが好きです。
そんな子って実はなかなか
いなくないですか。

どれも当たり前ではないのです。
それを改めて確認することで
この方々と原点に帰って
また仲良くしようと思えるのです。

残念ながら上記のようなところを
見つけられない人は
切った方がいいかと思います。

こういうと冷たいですが
実際に意識せずとも多くの人たちは
それを自然とやってきたのです。

好きな理由を明確化させてはいけない
というようななんとなくの風潮で
あなたの人生の時間そのものである人間関係を
任せるのであれば

より主体的に人間関係を選べるように
あえてこのような形で明確化させることで
人生の一部である人間関係において
いい棚卸しが出来るのではないでしょうか。

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