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傑作は2ndアルバムに多い ③


続きにいきますね。

④三浦大知「Who's The Man」  


folderとして活躍していた時代とは別に
大人になってソロで「三浦大知」名義でデビューしたセカンドアルバムになります。
ファーストアルバムの「D-ROCK with U
はタイトルでも垣間見える通り
脱アイドルをしたそうで突っ張っています。
幼い頃のイメージチェンジを図りたくて奮闘していた様が見受けられますが、歌手として復活をしてまだ間もなくのため今のような歌唱力は伴っていません。
セカンドアルバムになってはじめて、
自分で振り付けをしたり
「アイドル」から「アーティスト」へと
真の意味で移行し始めたアルバムかと思います。
ジャンルはゴリゴリのR&Bです。

⑤Years&Years「Palo Santo」



いきなりの洋楽です。
ファーストアルバム収録の「DESIERE」で一気に好きになったのですが当時ハウスに馴染みがなく、この曲以外は異国情緒が溢れて聴こえたのですがセカンドアルバムでその異国情緒に慣れたという個人的な感覚もあったかと思います。
ただファーストではあまり感じなったボーカルのオリーアレキサンダーの主張がどんどん強くなり、同性愛者であることをカミングアウトしたり、モデル活動を通して衣装もどんどん激しくなっていきます。
なんとこの次のサードではもう彼以外のメンバーは脱退している為グループでは最後のアルバムとなりますが「Hallelujah」「Up in Flame」など服を選ぶ時に聴きたくなる曲や「If You're OverMe」などPOPな曲もあります。


統括すると
セカンドアルバムというのは
「誰かの二番煎じ」から
オリジナリティの出てくる時期だと思います。

誰だって最初はマネから入っていくので
荒削りなファーストアルバムというのは
だいたい他の受けたアーティストの影響が
まだ強く残っています。

一度アルバムという形で完成形を経験したからこそセカンドというのは
少しこなれ感が出つつもまだ新鮮味があり
そのどちらも楽しむことができてしまいます。

サードもフォースももちろん
素晴らしいアルバムはたくさんあるのですが
私たち視聴者を飽きさせないよう
次々と新しい試みを続けるアーティストだけが次々と傑作を残していっています。

そう考えるとずっと傑作を産み続けるって
本当にすごいことですよね。

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