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言語化にこだわるな


私はただでさえ口がまめる方ではありません。
どっちかというとどもりがちだし
すぐに噛むし
口喧嘩なんてした日には
怒りの感情で言葉を詰まらせて最悪です。

そんな自分が嫌すぎて
「もっと話すのが上手になりたい!」
と敢えて人と話す仕事を選択してきました。

今となっては
飲食店 キャバ コールセンター
営業 販売員
を経験してきて
人並みに喋れるようになったとは言え

時々やはり
「自分はコミュ障だな」と思うことがあります。
脳科学で見ると右脳派と思われる私は
言語化の部分の発達が遅いため
体調不良時には
真っ先にここの能力の低下が見られます。

彼氏にはよく言われます。

SISは疲れるとすぐ口数が減る」と。

だから営業である程度実績を保つには
言語化部分の脳の部位に栄養を届かせるため
健康管理が欠かせません。

それでもどうしてもうまく喋れないと
感じる時が続く時があります。

そんなときにふと言われた言葉があります。

言語化にこだわるな」と。

私自身この「言語化」というものに
いろんな局面で救われてきました。

いままで
新しい言葉を知ったとき
その今まで知らなかった言葉が
今まで知っていたモヤモヤな気持ちの
形を表現してくれる感覚に
たまらなく救われたように感じていました。

ネットが発達して
コロナ禍で情報源が増えて

FIRE
インデックスファンド
SDGs
マクロ経済スライド
NFT
メタバース
オートファジー
バイオミート
Z世代
フリーメイソン
HSP

新しく耳にするたくさんの言葉たちを
同じ感覚をみんなに味わってもらいたくて

実生活で使いたくてたまらなくて 

無駄にこれらの話にもっていこうと思って

胡散臭い意識高い系だと思われる。笑

ただそれだと会話のキャッチボールではなく
ただのプレゼンになってしまうのです。

私たち一般人がプレゼンを求められることなんてそんなにありません。

多くは自分の話を聞いてほしいのです。

私がまさにそうだったように。笑

一度騙されたと思って
聞くことに専念してみました。
するとあまり頭を使ってなくても
難しい言葉じゃなくても
自然と出てくる相槌があって
会話が成立していたのです。

私は今まで相槌として 
相手の話すことを
「つまりそれは〇〇ってことでしょ?」
と新しい言葉に置き換えるような機転を求められているように感じていました。
これこそ言語化にこだわり過ぎですよね。

ただ話をする側の立場は
評論家でも専門家でもない私たちに
そんな科学的解説みたいなものは求めていなくて 
(だってそういう相談をするなら
医者や精神科や占い師とかですよね。)

口数が少なくとも
自分の話しを聞いていると伝わりさえすれば
ある程度の満足感を与えられるんだと思います。

それを知ってから私は
「最近〇〇という新しい言葉を知ったから
 その話をしたいんだけど知ってる?
 その話をしていい?」

みんなが知らなそうな言葉について
ひけらかしたいエゴを丸出しにするように
しました。笑

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