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コミュ障がキャバクラでバイトした話③


自己肯定感の低かった私にとって
衝撃だったのは
モテないと思っていた私にさえ
指名客が出来る

という事実でした。
しかもこんな美人揃いな中で。

美貌や性的魅力では
他のスタッフに敵わないと思ったので
当時まだ新しかった
キャバ嬢なのにオタク」というキャラでした。

当時飲食店の方のバイト先で
男の子たちの間で
頭文字Dが流行っていたので
そのネタをダシに使って距離を
縮めていた気がします。

お客様もキャバ嬢がまさかそんなネタ
知ってると思わないので
好きな方などは一気に距離が縮まって
仲良くなりました。

その後大学4年生になり
就活に自動車学校に実習にと忙しくなり
メインで行っていた飲食店のバイトの方を
減らしてキャバクラの方をメインにする
という優先順位に切り替わりました。

やることの多い中
時給の高い方で効率的な働き方を
求められるようになったからです。

飲食店のバイトの方も
2年の私の働きぶりに信頼を置いて頂き
少ないシフトでも融通を効かせるように
してくれていました。

逆にシフトインすることの多くなったキャバクラでいよいよお客様に対する営業も
本腰入れてやらないといけなくなりました。

そんな中キャバ嬢のイベントである
バースデーイベントも学生バイトながら
4年生の時だけ開催しました。
以前のバイト先で一緒だった先輩も
来てくれました。

キャバクラでも店側から私への信頼度が
上がっていき
徐々に居心地がよくなってくるように
なりました。

私は大学卒業とともに
そのキャバクラのバイトも卒業するのですが
そこで出会った友達とはしばらく繋がりもあり

就職先の県外でも
東北地震で仕事が減った時などに
派遣で入るなどして
ちょこちょこやっていました。

前回の投稿で指摘された内容に関しては
それで改善されたわけではないでしょうが
キャバクラ引退後も接客業に携わる中で
ジワジワと実感できることがあります。

今ですら時々自分のことにいっぱいいっぱいで
聞く姿勢というものは忘れてしまうことも
ありますが
そのたびにその時のボーイさんのことを
思い出していこうと
これを書きながら思いました。

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