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私と障碍者福祉


私は大学時代福祉科を専攻していましたが
センターで失敗して
選択肢がなくなり
学部というその最後の選択肢すら 
親の一存で決めさせられたという
自分が選んでいないコンプレックス」が
ありました。

私は思春期に
不幸な境遇の人に置かれた人の話などに
異常に感情移入するという特徴があったため

親からは
あんたは医療現場や介護業界は
 絶対に向いていない。
 感情移入してしまうから。

と言われ
私自身もそれを信じていました。

だから極力華やかな業界に行こうと
思っていたかと思います。

そう思い込んでいる矢先に
「国家資格がとれるから」
という理由で半ば強引に
福祉科に通うことを勧められて
反対した記憶もありますが
反対を押し切られた気がします。

実際には自分の生活費を稼ぎながら
4年で卒業するのに精一杯で
正直言って資格を取るまでの余裕はありませんでした。

そんな嫌々入った福祉科でしたが
障碍者福祉などはおそらく潜在的に興味があったようで
思い返してみると
小学校の時に「手話点字クラブ」
に所属したり
感情移入しがちだった本も
そういった障碍者福祉について深く考えさせられるテーマのものに
より強く興味を惹かれた結果
それによって泥沼化していったようでした。

そういった意味では選んでないとはいえ
少なからず興味はあり
全くの無縁だったとは言えません。

福祉科を経て保険会社の代理店に入り
その会社が移管により通信業界になり
私は今福祉とは全く関係ない業界に
いるものの
私の中で幾度となく
障碍者福祉について考える機会は
訪れました。

こどもの頃から精神障碍を持つ人との
複数の出会いが有り 

販売業として接するお客様の中でも
障碍を持つお客様から信頼される傾向があり
(福祉科で学んだノウハウが少しは
身についているからかもしれませんが)

最近乙武洋匡さんのYouTubeを
観るようになったことをきっかけに
実習に行ったことや
今までにあった様々なことを
思い出してきました。

乙武さんが発信するYouTubeは
様々な学びがありますが
中でも最も考えさせられたのが
こちらの動画でした。

https://youtu.be/yF6PHqIq0kI

ここで取り上げられている事件は
日本の悪いところが最も最悪な形で
あらわれてしまった実例かと思います。

こういった話を聞くたびに私は
もっと一人が全て背負い込むのではなく
一人一人に負担を分散できるように
またそれを許容できるようなマインドに
みんなが変わっていけばいいと思っています。

それには業界に捉われず
独身者はこどもと関わる機会を
健常者は障碍者と関わる機会を
もっと増やしていかないと
なかなか当事者意識は持てないのかなと
おもっています。

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