ファイルの種類

MPEG

「MPEG」という、動画の世界規格を決めるワーキンググループが存在する。

MPEG-1
動画規格の第1段。
圧縮率が悪く、画質も悪い。
昔のデジカメムービーなどで使われていた。
CD-ROMに1時間程度の動画を記録することを目的に設計された方式。
1.5Mビット/秒程度の圧縮方式。

MPEG-2
MPEG規格の第2弾。
1に比べて圧縮率が向上し、そして画質も一気に向上。
DVD、地デジの送信データで採用されている動画規格。
複数の解像度、圧縮率がある。

MPEG-3
空気。
MPEG-2やMPEG-4の規格に吸収された。
主に高品質なテレビ放送を対象に、60Mビット/秒を超える圧縮方式。

MPEG-4
MPEG規格の第4弾。
MPEG-2よりも更に圧縮率が向上。
低ビットレートでの使用にまで用途を拡大することを目標として、
規格化が開始された。
データサイズの小ささが買われ、
YouTubeやニコニコ動画の様な動画サイトで採用されている。
またブルーレイの規格、モバイル機の動画ファイル規格としても多く採用。最近のビデオカメラの記録方式も殆どがMPEG-4。

違いは、圧縮方式。
圧縮率が段々上がってきている。
同じデータサイズの動画が有ったとしても、
圧縮率が高い動画規格は高画質を維持し、
圧縮率が低い動画規格は画質が低下する。

MP4
MPEG-4規格の中の、ファイルフォーマット規格。拡張子名ある。

MP3
MPEG-1規格の中の、音声圧縮規格バージョン3。
音声ファイル単独の時の拡張子名でもある。

H.264
MPEG-4規格の中の、動画圧縮規格。
「MPEG-4 AVC」や「H.264/AVC」とも言う。

x264
MPEG-4動画を作る為のソフトウエア名。
有志が作っているフリーソフト。H.264規格でMP4ファイルを作る。

※WMV、DivX、XviDなどは、
マイクロソフトが作った「MS-MPEG4」という
「MPEG-4」の亜種から派生した動画規格。
H.264はPCパワーが必要な規格だが、それを非力PCでも扱えるように圧縮率を落とした規格の流れ。



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