VBAでツールを作ることについて


仕事の一環として…いや、ボランティアに近いこともあるけどもExcelVBAを使うことがある。

単発の仕事もあれば、日々使うものを新規で作って欲しいだとか、人が作ったものの改修依頼もある。

今仕事をしている上で、上司にとって目にわかりやすい実績はもろもろの依頼を何件こなしたか。
もともと懸念していたけど、今転職活動をしている中でさらに思うことがある。
「そのツールが動かなくなったら捨ててくれ」

私が作ったものは基幹システムデータに対しての知識、SQL、配列の3つがないと難解だと思う。
逆に私は現職で作られたVBAやSQLであれば誰が作ったものであっても大体読み解ける自信がある。

もし転職が決まったとして、引き継げるかといえば引き継げるわけがないと思ってる。
そもそもそれが本職じゃない。
個人が勝手に出来たことであり、会社が主務として任せている内容ではないから。

システムをベンダーに依頼するのにはお金がかかる。要件を明確にする必要がある。
つまりそもそものイメージが必要だけど、そのイメージというのは
所謂「こんなことしたいんだけどなんかいい感じにしてほしい」といういつものアレなんだけど、
業務知識のないベンダーに伝わるわけがない。
でも現場側はそこまでのレベルにないのよね。
お金がかかるということは費用の申請をするためにコストメリットを算出する必要があるはずだけどそれも試算しない。
それをまとめるのはどこの部署?という次の問題になるのかもしれない。

色々作ってしまった後にこんなことを現場に言うのは酷かもしれないけども、これ以上新規での作成、改修は求めないでほしい。
やっぱり俗人化はしてるのよね。
作ることで「ありがとう」って言ってもらえるのは嬉しいけど…
現場が自分たちで作れるようになったらいいのかなとも思うけどこれまた難しいね。
きっと覚えた人が自分の仕事に関するものだけ作ったとしても、また色んな人から依頼されちゃうだろうな。
情シスもそれがメイン業務じゃないし…

会社が外にお金を出したくない、内製で頑張れって言うならVBAの管理してくれる部隊を作るべきなのかもね。
それがそこで働いている人たちにとっては良さそうな気がする。
そうでもない現職の環境下ではVBAはあくまで慈善事業だから、作った人がいなくなって壊れたらそこまでって思ってもらいたいなぁ…

そんなことを考えてると、作らない方がみんなのためになるんじゃないかと思う。
自分がいること前提ならいいかもしれないけど。
でも働き続けるとしても、作れば作るほどその改修依頼やメンテ業務も増えるし、でも作らないと評価してもらう際にわかりやすい数字がないしジレンマ。

ほんとに内製するってことは自分達で管理できるか専門の部隊がいるかどちらかじゃないとリスクばかり孕んで結果的に不幸になるのかもしれないね。

でも内製をすることでその大変さや必要なものが理解できるいいきっかけにもなると思う。

とりあえず私が転職したらその先では何か作るとしても自分の業務で自分だけで使うようにしよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?