QQを持っていて相手はAA-KK, AKのいずれか。PFAIにコールできる?

 PFAIはかなり強いレンジが相手である場合、具体的には相手がAA, KK, AKのハンドに限定されると仮定した場合、どこまで降りていいのか?/コールしなければならないのか。こちらがQQを持っていた場合には降りなければいけない?

 たとえば HUになり両者がブラインドでない場合、こちらの3betに4bet Allinを受けた場合、BB+SB+こちらのベットした約10bb=11.5bb、プラス相手がポットに入れた100bbが入っている。こちらは残り90bbを入れることを要求されているため、90bbで201.5bbをとりに行くことになり、必要勝率は44.7%。

 4betに5bet Allinを受けた場合、ポットサイズはトータルで一緒で201.5bbだが4bet時点で25bb程度既に入れてしまっている状態なので、残り75bbを入れると考えると、必要勝率は37.2%。

こちらがQQの場合の相手のコンボ数と勝率(スートにより若干の差があるが概算で)

 AA 6, 18%
 KK 6, 18%
 AK 16, 57%

 すべてオールインまでされると仮定すると、コンボ数で重みづけした勝率は40.29%。

 4bet Allinに対して相手がAA, KK, AKのいずれかと分かっている(そしてこれらが他のアクションを取らないと仮定した)場合にはQQはフォールド、5betallinの場合にはコールが正解となる。
 このような極端な条件で考えてみても5bet AllinにはQQはフォールドしないので、相手が他のハンドを持ちうる場合にはなおさらフォールドすべきではない。
 また4bet Allinの場合にも、たとえば3bbオープンに横コールが2つ入っていて彼らがその後フォールドしている場合だとポットサイズが207.5bbとなるため必要勝率は43.4%となったり、12bbで3betしている場合には残り88bbを入れることになるため必要勝率は43.7%と条件によって微妙に変わってくる。ポットが223bbになると、勝率40.29%を超えたオッズになるため、状況次第ではコールできることになる。(たとえばアンティありのゲームで10bbの3betに横コールが二つ入っていて、彼らが4bet allinとそれに対するheroのコールに対して100%降りると仮定した場合・・・ポットには201.5bbに加え3betの20bb、アンティの1bbが加わり223.5bbになりだいたいボーダーになる:実際はBBやSBが3betしたプレーヤーに含まれると若干ポットサイズは変化する。)

 一見するとQQは厳しそうだがAKが相手のレンジに含まれ、かつAKのコンボ数が多いことで、意外とコールできる印象をもった。
 

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