前回のハンドレビューをレビューする。

アミューズの1ハンド。7人テーブル。
0.2-1-1bb 10%
6bb cap
Eff=約100bb

 プリフロップでアーリーから9♦︎9♣︎でオープンし、BTNとSBがコールして3ウェイ。フロップ♥︎8♠︎4♣︎9でセットをツモってSBチェック、ポット50%程度のCBを打ちBTNはフォールド。SBが少し考えてコール。
 ターンで♠︎7が落ちて SBチェック、ポット66%程度のベットにやや考えてコール。
 リバーで♣︎5が落ちてSBはクイックチェック。ポット30%程度のベットにポット100%程度のレイズオールイン。コール。相手はTQoをショー。

 前回はレビューと言っても実際にはブレインストーミング的に考えたこと、思ったこと、調べたことをつらつらと書いていただけであったが、これを整理することで意味のあるレビューにしようと試みる。(正しいかどうかはわからない。)

・フロップまでマルチウェイになり均衡的な「正解」は不明
・アーリーvs BTNやBBのSRPの解析を参考に考察
・セットは一貫してある程度の強さを保ち、3発打つことは可能そう
・リバーのベットサイズは大きくすべきだった

フロップ

・リバーまで考察することでフロップのCBレンジについて改めて考えることができた。ターンやリバーの落ちるカードによって適切なブラフ・バリューが打てるような構成でCBレンジを持つことで、後のストリートでのプレイが容易になることを感じた。一般化できそうなこととして、ストレートが見えるボードでの上ストレートを構成できるカードをもつハンド(今回で言うと984rに対してTやJを持つハンド)ではベット頻度が高いことが多い。またバックドアフラッシュのあるA、K持ちも頻度でCBを打つことでターンで色が重なった際のプレイアビリティが広がる。

ターン

・ローカードが落ちた場合に一般的にコーラー側が有利になることがある程度確かめられ、その理由は必ずしも落ちたカードのペアをコーラーが多く持つためということだけでなく、相対的にオーバーペアが弱くなることなどが挙げられる。
・ターン時点でもセットは十分に強く、多くの場合にダブルバレルが打てる。
・フロップで適切なレンジでCBが打てているとターンのベットで比較的楽にポラライズすることができる。

リバー

・このボードとアクションではトップセットはバリューベットできる下限のハンドと認識。またレイズが返ってきた場合にはブラフキャッチャーになる。

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