アンティがありレーキの高いゲームのプリフロップアクション


 一般論であって具体的なレンジ表を示せるわけではないが、一般的に、

・プリフロップのアクションが遅くなればなるほど、アンティがあることのオッズが良いことの影響でオープンレンジは広がる。逆にアーリーポジションではポジション1つ分以下くらいしか、アンティなしの場合と比べてレンジは変わらない。とくにBBディフェンスレンジなどでこの影響は顕著。

・(フロップに進まなかった場合にレーキを取られない場合を想定すると)レーキの高いゲームではオープンレンジは狭くなり、BBのディフェンスレンジは狭まる。

・レーキの影響よりおそらくアンティの影響の方がプリフロップのアクションへの影響は大きそうだが、5%と10%でのプリフロップアクションへの影響を具体的に調べた資料はみつけることができなかった。

・レーキが高い場合にはオープンサイズを大きくしてプリフロップに進む確率を下げるアプローチが考えられる。この場合には当然レンジは狭まる。オープンサイズのアクションに対する影響はポジションにそれほど依存せず均一であるようである。

 おそらくは最適なプリフロップアクションへの影響は、アンティの有無≒オープンサイズ>レーキ、であるようだ。

 一般的なNL50くらいのゲームをベースにして、アンティがある高いレーキのゲームへのアジャストを考えてみると、

・やや高いサイズでオープン
・オープンレンジはアーリー〜ミドルでは元のレンジ表でのアクションに準拠、レイト〜SB,BBではポジション1個分程度はレンジを広げる。
・3betレンジはあまり変えない。

というところに落ち着きそう。

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