ポーカー難しすぎた・続1

 プレイは続けているが伸び悩んでいて成績の改善はない。5万ハンドを超えたが、10万ハンドまでこのまま打つべきか、取り組み方を改善するか悩みつつだらだらと続けている。仕事やプライベートなど他のことも色々と落ち着かないが、それでもこういうささやかな楽しみを持てることは幸せである。

 さて、しばらく前に「ポーカー難しすぎた」という記事を書いた。

「SBでAKから3betしてコールされ、フロップで772ttが落ちた。CB相手にもヒットしてなさそうでハイポケットはこちらに多そうなので33%CBを打って相手はフォールド。」

というプレイについて解釈しようとしたら難しすぎて、とりあえずでプリフロップの均衡的なアクションを記述しただけで終わってしまった。続きを書こうと思いつつ自分の引き出しではとても難しく放置したままであったが、なぜかわからないが自分の記事の中ではたくさん読んでいただいているようなので、少ない頭と引き出しのなかで、もう少し進めてみようと思う。

 フロップのアクションについて、均衡解をみつつ、もう少しシンプルに考えてみたいと思う。要するにAKがすべってローカードのペアボードが落ちました、どのように考えてアクションするか?というところ。まずはUTGvsSBでみてみる。
 このボードでのEQは拮抗していて、SB50.2% VS UTG 49.8%、ナッツの22はごく低頻度でUTGのみがもちうるものの、均衡では UTGはそもそも22のオープン頻度が低く、ほとんど無視して良さそう。7を含むハンドも両者がもちうるもののやはりレンジ全体に占める割合が低く、無視しても良さそう。全体としてはAA-QQなどはSBが持つことが多く、weak-trashなハンドもSBの方がやや多い、SBがややポラーなレンジをもっていることがわかる。ので、一般論に合わせて大きめのサイズで低頻度に打つことになりそうなところ。ということで、 CB頻度はあわせて48%程度で、66%サイズが多いようである。どこで打つか?という点でみてみると、ほぼ全レンジで混合のアクションで、全体としてEQが25%以下のハンドではベット頻度が低く、25-70%、80-100%ではあまりベット頻度は変わらない。70-80%の部分でベット頻度が高い。しかしよくみてみるとベット頻度が高いEQ70-80%のハンドはQQのみで、EQ80%〜のKKやAAと比べてベット頻度が高いのはプロテクションの要素が強いためなのかな?と解釈した。
 問題のAKoではスートによるがだいたい50%の頻度で66%レイズを行っていて、チェックでもpot66%までのベットでもEVはあまり変わらないようである。実際に66%ベットで降ろせるのは低頻度で含まれるローポケ、AXsの弱いところなどで、前者はブラフとして、後者はプロテクションとして機能しているのかな、と判断した。
 ちなみに、このような状況で、よく「相手はどれくらいポケットもちうるのかな」とか考えるが、均衡ではSBもUTGもレンジの33−36%程度でポケットを持ちうるようである。ふーん。

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