ティルトについて

 やってすぐにそれと自覚できるミスをそれなりの頻度でやらかしてしまう。そのようなケースでは多くがポットが大きくなっているときにしてしまうもので、成績への影響が大きい。かつ、ミスが続けて起こるので、いわゆるティルトという状態なんだと思う。
 おそらく自分のいる低レベルな環境では、こういうミスをなくすだけで十分に勝つことができると思われる。ただ、それはある程度上のレベルに行っても同様で、「ミスさえしなければ自分は勝てるんだ」と思っているだけでは何の解決にもならない。
 ミス、というか精神的な理由で間違った選択をしてしまうような状況を仮にティルトと呼ぶとする。色々と調べればおそらく「ティルトにどう向き合うか」というような言説は散々出てくるであろうけれど、すぐに調べてしまうのもつまらないと思うので、今時点での自分のティルトに関する考え方を書いてみる。
 原因は様々で、プレーヤー側の要因(コンディション不良、知識不足)、外的な要因(バッドビート、対戦相手の非合理的なプレイング、プレイ環境)に分類できると思う。前者は生活や仕事からくるストレスや体調面のほか、知識不足(それそのものというより、対応できない状況に直面した状態でかかる精神的な負荷)などが挙げられ、外的な要因としては短期的/長期的な不運、相手の非合理なプレイや煽り、ネットポーカーであればインターネット環境、ライブであればさまざまな外的要因が挙げられると思う。
 
 たぶん、もし調べてみたら、ティルトしたら休め、ということが書いてあるだろうと思うけれど、実際には、ティルトしている自分、というものを客観的にみて、それをアクションに利用する、というところまで行けるような人がポーカーが強い人なんじゃないか?と勝手に予想。ただ、客観的に自分が見れる状態はそもそもティルトではない、という気もするが・・・一方でティルトにもある程度の段階・定量性があって、すごくティルトしてしまう前にちょっとティルトしている状態でそれに気づいて修正するなり利用するなりする、ということはできるかもしれない。
 ハンドをレビューしているときのように、「へぇー、今の自分はこういう選択をとるんだな」とリアルタイムに客観視できれば良いのかもしれない。まあなかなか自分のハンドで手一杯でレンジで考えるに至っていない自分には遠い世界の気もするけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?