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週一の料理係

読書と筋トレ、に合わせて料理も始めた。
なんせ一人暮らし経験のない僕は、料理の経験がほとんどない。
ただ、好きな料理を自分のために時間をかけて作るみたいなことをしていた。
しかし、兄弟が出ていって、両親と三人暮らしの今、親の料理も作る。

その際、様々なことを考える。しばらく夜にお米を食べることをやめている両親に対して、お米のいらないご飯を作る。
お米がない献立で腹を満たすには、具沢山のスープがつきものである。

健康も考え、調味料に気をつける。かなり気をつける。
母の作ってくれる料理も、だんだん味が優しくなってきた気がする。
兄たちが味の濃い料理を好んでいたこともあると思うが、年齢を考えると、より健康志向が強くなってきているはずだ。
そう言ったことも考えながら、週に一回だけ料理をする。

まだ、料理は女性の仕事だという雰囲気はある。
実際に、彼女に料理を作ってもらえるのは嬉しいし、本当に美味しい。
しかし、女性だってそうである。
母が今日、人に作ってもらえる料理があると楽しみに帰る事ができると言っていた。

実際にやってみると、料理は楽しい。しかし、大変である。
今のところ、こんなことを毎日できるかと言われると、無理だと思われる。
週に一度、楽しみながら、自分と家族のために料理を作る。実家で生活しながら、この習慣だけは崩したくない。
とりあえず、レパートリーを増やしていきたい。

最近、彼女と同棲について話す事が多い。最初は、仕事終わりに彼女に会えて、毎日料理を作ってもらえるなんて!!と思っていたが、ひどすぎる考えだと反省している。
しかし、料理をするようになって、料理を作って彼女を待つ自分を想像するようになった。これもまた、幸せである。

書く仕事ください。
shiroinekotarou@gmail.com




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