「プロ」ってなんだろう

(まだまだ青い大学生のたわごとです)

「profession」
名詞として,
(特に頭脳を用いる)職業、専門職、同業者連、公言、宣言、告白

「professional」
形容詞として,
(知的)職業の、職業上の、専門職にふさわしい
名詞として,
(知的)職業人,(技術)専門家

weblio英和辞典より

語源から考えると,
proは,「前に、前で」
fessionは,「話す」
つまり,「みんなの前で公言する」という意味になりそう.


プロって誰でしょうか

人の前で公表できるくらいの,実力を持ち合わせているという意味なんですかね?🤔どうなんだろ.
一般に,博士は一つの道を研究し続ける専門家らしいので,プロと言えそうです.

そんな中,この記事を見つけて,なるほどと感心したことがあります.(意訳です).
これは,博士課程の知識の在り方について上手にまとめてくれていました.

The illustrated guide to a Ph.D.

https://matt.might.net/articles/phd-school-in-pictures/
By the time you finish elementary school, you know a little:
小学校を終えると,ちょっとだけ知れます
By the time you finish high school, you know a bit more:
高校を終えるまでに,ちょっとだけ多く知るようになります
With a bachelor's degree, you gain a specialty:
学士では,専門性を高められます
A master's degree deepens that specialty:
修士は専門性を深めます
Reading research papers takes you to the edge of human knowledge:
論文を読むことで,人知の果てを知ることができます
You push at the boundary for a few years:
(研究によって)何年間か境界を押し続けます
Until one day, the boundary gives way:
ある日,境界が崩れます
And, that dent you've made is called a Ph.D.:
そして,博士と呼ばれる凹みを作りました
Of course, the world looks different to you now:
もちろん,今やあなたにとって世界というものが違って見えます
So, don't forget the bigger picture. Keep pushing.
だから,この写真を忘れないで! 押し続けよう.

かっこいいですね.

「And, that dent you've made is called a Ph.D.:」
(そして,博士と呼ばれる凹みを作りました)

世の中,プロの定義が曖昧な部分がありますが,自分を基準とした場合,自分より専門性の高い人は,プロに当たるのかなと.
これを,人類に置き換えてみると,「これまでに存在した人間において,誰もが持っていないスキルを自分が持っている」状態.

この状態は,誰が見ても間違いなく「プロ」といえるのでなのかな?と思いました.


じゃぁ,プロである条件ってなんでしょうか


例えば,博士の学位を持ってたら,一度はプロになれたわけですよね.
その分,学位が証拠になってくれるので,プロではあると.ここの大前提は変わらないはずです.

じゃぁ,音楽家やスポーツマンに当てはめてみると,文面や学位によって保障されないということですよね.
多くの場合,オリンピックメダルなんかがあれば,プロと認められますよね.
その場合,コンペや大会の受賞歴で決まるのかな.


「これまでに存在した人間において,誰もが持っていないスキルを自分が持っている」状態は,間違いなくプロですが,
技術屋さんの世界では「誰もが持っていないスキルを自分が持っている」を証明するのは,めちゃくちゃ難しいですよね...

自分はまだ,プロでもなんでもないわけなので,何も言えないわけですが,割と考えて答えに行きついたとしたら,

「再現性」

これに尽きるのではないかなと.

私は「プロです!」って名乗っても,「本当にプロなの?」と聞かれたときに,何かしらの方法で専門性を再現できなければいけない.
実業団に入ったり,クリエイターとしてデビューしたとしても,実力があるだけではいけない.
例えば,「誰も持っていないスキルを私は持っています!」これを実力とすると,その実力を証明する証拠が必要なんじゃないですかね.

つまり,

「専門性を持ちつつ,専門性を証明できる証拠」

これが,世間一般に言われるプロになるためには,必要な要素なんじゃないかなと思いました.

つまり,証拠が残らない世界では,
かなり,シビアな世界なのではないかなぁと思いました.
例えば,職人さんの世界とか?うーん...
どうなんでしょう.



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