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コンポジットノードでクラウドノイズを使って煙たい表現をする

以前こちらの作品を作ったときの話になりますが、演出のために煙エフェクトを使おうとしていました。しかし、その方法だとレンダリングにかなり時間がかかってしまったので、代わりに使ったのが今回の方法になります。
※簡易的にそれっぽく見せる感じの方法なので使えない場面が多いかもしれません。今回作る例でもすこし不自然な気がします。

結論

テクスチャノードエディタで作成したクラウドノイズを、コンポジットノードでオーバーレイで重ねます(色味はRGBカーブなどでいい感じに調整)。
アニメーションさせる場合はシーンタイムノードからフレームを取得し、XYZ合成ノードでXのみ動かします。移動速度は除算で調整します。

作り方

今回はこちらにエフェクトをかけていきます。

コンポジットノードを準備する

まず、Compositingタブを開いて「ノードを使用」にチェックを入れ下のような状態にしておきます。

クラウドノイズを用意する

次に、クラウドノイズを用意するために新規ウィンドウを開き、左上のアイコンからテクスチャノードエディターを開きます。

開いたら、左上のメニューから「ブラシ」を選択し、上のボタンから新規テクスチャを作成して「ノードを使用」にチェックを入れます。名前はわかりやすいものをつけておきます。

チェッカーノードを削除し、「テクスチャ→クラウド」を追加してノードをつなげます。

クラウドノイズを重ねる

Compositingタブの画面に戻り、「入力→テクスチャ」でテクスチャノードを追加して先ほどのクラウドノイズを選択します。

次に、「カラー→ミックス」ノードを追加してブレンドモードをオーバーレイに変更し、下のようにつなぎます。

基本的にはこれで完成ですが、重ねる前にRGBカーブなどで加工してあげるといい感じになるので色々試してみてください。

加工の例

静止画の場合はこれで完成です。

アニメーションさせる

下のようにノードを追加することで、煙を横に動かすことができます。

シーンタイムノードからフレームをそのままXYZ合成ノードにつないでオフセットに渡すと動きが速すぎるので、適当な値で除してから渡しています。値は大きければ遅く、小さければ速くなるので適宜調整してください。
これをアニメーションレンダリングすると煙が動いているように見えると思います。

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