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グルーヴ地獄ⅤのRTAを考えてみよう

1.グルーヴ地獄Ⅴってなに?

 そもそもこのゲームを知っている人がほとんどいないと思うので、まずゲームについて説明します。
 グルーヴ地獄Ⅴ(ファイブ)は1998年1月8日にソニー・ミュージックエンタテイメントから発売されたミニゲーム集のようなゲームです。テクノユニットである電気グルーヴがプロデュースし、ミニゲーム集以外にテクノミュージックを演奏する機能も持っている変わったゲームでもあります。
 説明書にも書いてある公式の「クソゲー」であり、実際にミニゲーム部分についてはかなり理不尽なところが多いですが演奏部分についてはプレイステーションのゲームとは思えないくらい充実した機能を持っています。

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2.何をRTAするの?

 現在グルーヴ地獄Ⅴのカテゴリとしては2つ存在しています。

 ・100%
  演奏部分に必要な音やエフェクトをガチャからすべて入手するまで
 ・Employment%
  ボールペンコウジョウで一定の成績以上を出した後に就職を勧められる
  ので、そこで就職するまで

本記事では100%を想定したデータを記述していきます。

3.各ゲームの紹介とデータ

 本ゲームではミニゲームとして8種類あります。それぞれガチャを入手するための貰えるお金が違っているため、どのゲームを攻めるかで大きくタイムが変わってきます。バイトは毎回3種類が選択され、その中から選ぶ必要があります。貰えるお金については、プレイをして調べた結果のため間違っている箇所もあるかもしれないことご了承ください。

3.1. ボールペンコウジョウ

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 右から左に流れてくるボールペンにひたすらキャップをつけていくだけの本当の意味での作業ゲームです。基本的にペン先が上の状態で流れてくるのでそのままキャップをつけていけばいいのですが、たまに上下逆さまに流れてくるので、その場合はひっくり返してからキャップをつける必要があります。
 貰えるお金の計算は以下の通りです。

 テアテ:    3円/正しくキャップ付けたボールペンの本数
 トクベツテアテ:10円/正しく付けたボールペンの10本単位

 つまり、1,000本作成し1,000本成功した場合は、1,000x3+1,000=4,000円となり、1,000本作成し999本成功した場合は、999x3+990=3,987円となります。ボールペンは失敗することが少なく、安定してお金を稼ぐことができる一方時間当たりではそこまで早くはない点が挙げられます。

3.2. キノコ or DIE

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 道路の反対側にいるおじいちゃんを誘導して無事わたりきるゲームです。古くはフロッガーというアーケードゲームから始まり、筆者としてはコナミワイワイワールド2の1ステージとして記憶しています。道路の途中には何故かキノコが生えており、入手してから渡りきるとボーナスが入ります。

 クリア数
 1回目:50円
 2回目:100円
 3回目:200円
 4回目:250円
 キノコ
 15円/個

 古くからあるゲームなので懐かしんで楽しむことはできますが、RTAとしては1回にそれなりに時間がかかること、報酬が少ないことから選択肢としてはないと思います。また、安定的に

3.3. 薪割り

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 おばあちゃんが薪を置いていくのでそれを割っていくだけのゲームです。だけのはずなのですが、何故かおばあちゃんが薪以外にも置いてくるため木以外を切ってしまうとゲームオーバーとなります。また、入力の猶予もかなり小さく判断してから切るまでもかなり厳しくなっています。

 10円/本
 切っていいもの:薪、ウサギ型の薪
 切ってはいけないもの:ウサギ、コアラ、イルカ

 かなり早いペースで切っていけるものの、上記の通り猶予時間の短さとコアラの間違いやすさなどから安定的に稼ぐ事が非常に難しいです。

3.4. クサイモン(未調査)

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 こちらも昔からある4つの順番を覚えていくゲームとなっています。1回クリアするごとに覚えていく数が増えるため、かなり記憶力が求められます。そして、何故か4種の音がすべてゲップです。

 要調査(労力に対して全然稼げないのでたぶんしない)

 20個くらい覚えるくらいまでやりましたが、時間がかかる上に報酬も非常に少ないという全く選択肢に入らないゲームとなっています。

3.5. 崖レース

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 いわゆるチキンレース。走っている途中に赤いラインがあるのでそのタイミングでボタンを押すとブレーキがかかるので落ちないようにかつギリギリまで進んでくれることを祈ります。

 3勝:500円
 2勝:100円
 1勝:50円

 こちらはかなりタイムを見込めるゲームとなっています。ただ、全勝じゃないと一気に効率がおち、更に相手のウマの運が悪いとギリギリを攻められ全勝を簡単に阻止されます。ある程度は勝てるのとプレイの負荷が小さいため採用したいところです。

3.6. 交通量調査

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 1ステージごとに3回多くの人(とそれ以外)が左右から歩いてくるので、その中から人だけをカウントするゲームです。このゲームにはクリアがあり、全部で7ステージまでとなっています。

 7ステージクリア:3200円
 6ステージクリア:1600円
 5ステージクリア:800円
 4ステージクリア:400円
 3ステージクリア:200円
 2ステージクリア:100円
 1ステージクリア:50円

 このゲームがRTAにおける最大効率と思われるゲームです。7ステージクリアすれば3200円と他のゲームでは考えられないお金を貰うことができます。また7ステージクリアまでも4分くらいと時間も短いです。ただ、失敗すると途中までのお金も貰えないため確実にクリア必要があるのですが、たまにトラックなどに隠れて通ってきていると思われる人がおり、頑張っても合わない時があります(要調査)

3.7. 心霊写真鑑定人

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 これはレアゲームで、3枚の心霊写真が提示され本当に心霊写真かどうか当てるゲームとなっています。

 3枚正解:300円
 2枚正解:200円
 1枚正解:100円

 …一見まともなゲームに見えますが、実はすべて心霊写真です。更に使われている写真が当時の電気グルーヴの写真となっており、どちらかというとファンが楽しめるゲームとなっています。(みんな若い!)
RTAとしてはレアゲームのためあまり選択に出てこず、1回で終わってしまうため採用を考える以前となっていますが、出てきた時はすぐに300円貰えるのでその場合は行っても良いと思います。

3.8. ときめいていいとも

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 ほとんど選択に出てこない最高のレアゲームです。ゲームは2種類あり、花占いのパターンと○○っていいとも!丸パクりのゲームがありますが、どちらもゲームではありません。

 花占い
 スキ: 1,000円
 キライ:0円

  ○○っていいとも!
 はい: 11,111円
 いいえ:0円

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 RTAとしては最大効率のゲームです。ですが、上述の通りほとんど選択には出てこないため、これだけで稼ぎきると言うのはあまり現実的ではありません。そのため、一番最初だけこれを狙い11100円持った状態からスタートするのがよいのではないかと考えています。

3.9. ガチャガチャ

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 これはバイトゲームではないですが、バイトで稼いだお金で音やエフェクトを引くことができます。RTAにおいては、ここで最後のお祈りをします。ガチャは2段階あり、最初は音(192種)を全部入手することで特別な一枚絵を獲得することができ、次はエフェクト(16種)を全部入手することで特別な一枚絵を入手することが出来ます。

4.RTAを考える

 現在クリア考える上では、ガチャに45000円くらい必要だと考えています。そして、候補として考えられているゲームで考えると以下の通りです。

 ボールペンコウジョウ
 15000本をノーミスでプレイする、または若干バッファを持たせる
 15,000x3+15,000=45,000円

 崖レース
 全勝を90回する
 500x90=45,000円

 交通量調査
 7ステージクリアを15回(または14回)行う
 3,200x15=48,000円

 さらに開始時にいいともを行うことで11,111円貰えるので、そこから開始することで回数を減らすことが出来ます。理論上はいいとも4回ですが、現実的に無理なので、組み合わせで行うことになると思われます。

5.最後に

 まだRTAとしては発展途上なところもあり、これから変わってくるところもあると思います。何か新しい情報があれば記事を更新していきます。

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