誰かを変えてしまう怖さ

僕は、僕の影響力によって誰かを変えてしまうのが怖い。それがたとえいい方向だとしても。いい方向というのはその人が変わりたいと思っている方向、だと思う。思うとしかいえないのは、自分でもよくわかっていないからだ。

なぜ、その人が変わることを怖がってしまうのか。それは、自分が責任を持ちたくないからだ。僕の影響によって誰かが変わったら、責任を取らなくてはと思ってしまう。

こう書いてみて驚きというか、大丈夫なのかと心配になった。なぜなら、僕は教員として、コーチとして、人の変容に大きく関わる立場にいるからだ。

ただ、怖がることとやらないことは違う。僕は怖がってはいるものの、人と関わることをやめないし、やめたくない。そして、一応の責任は持っているつもりだ。教員としてコーチとしての技量を高めるためのことは行っているし、これからも続けていくだろう。

教師として他の教師から絶賛されるような素晴らしい実践はできないけれども、
コーチとしてクライアントから絶賛されるような素晴らしいコーチングはできないけれども、
今の僕のできる限りのことはやっていくし、今できることに関しては自信と誇りを持っている。

書いてみて、少し怖さが減ったような気がする。
もうちょっと頑張ってみましょうか。

前とは違って支えになってくれる人がたくさんいるのだから。

2020.12.25.22:02

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