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2019年東京都登販解説問36-40

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問36 医薬品の副作用として現れる消化器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 消化性潰瘍になると、消化管出血に伴って糞ふん便が黒くなるなどの症状が現れる。


b 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されるが、粘膜表面のみの欠損で粘膜筋板までは欠損していない状態である。

c 消化性潰瘍は、貧血症状(動悸きや息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。


d 浣(かん)腸剤や坐ざ剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛こう門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。

a b c d 1 正 正 誤 誤 2 誤 正 誤 誤 3 誤 誤 正 誤 4 正 誤 正 正 5 正 正 正 正

正解は4

a 正しい


b誤り
医薬品の副作用により胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態です

粘膜表面のみの欠損で粘膜筋板までは欠損していない状態ではないと言っている点が誤りです。

c
正しい

d
正しい

問37 医薬品の副作用として現れる喘ぜん息に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。

b 内服薬だけでなく、坐ざ薬や外用薬でも誘発されることがある。


c 鼻水、咳せき及び呼吸困難等の症状を生じるが、顔面の紅潮や目の充血、吐きけ、腹痛、下痢等を伴うことはない。

a b c

1 正 正 正 2 正 正 誤 3 正 誤 誤 4 誤 正 誤 5 誤 誤 正

正解は2です

a正しい

b正しい


c誤り

原因となる医薬品の使用すると
、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳せき、喘ぜん鳴(息をするとき喉がゼーゼー又はヒューヒュー鳴る)及び呼吸困難を生じることがあります。これらの症状は時間とともに悪化し、顔面の紅潮や目の充血、吐きけ、腹痛、下痢等も起こることがあります。内服薬のほか、坐薬や外用薬でも生じることがあります。
伴うことがないと言ってる点が誤っています

問37には出題されませんでしたが喘息ある方のその他注意点で通年性(非アレルギー性)の鼻炎や慢性副鼻腔くう炎(蓄膿のう症)、鼻茸たけ(鼻ポリープ)、嗅覚異常等、鼻の疾患を合併している人や、成人になってから喘ぜん息を発症した人、季節に関係なく喘ぜん息発作が起こる人も注意が必要です。特に、これまでに医薬品(内服薬に限らない)で喘ぜん息発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要があります。

問38 医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳せきとピンク色の痰たんなどの症状を認めた場合は、鬱血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。

b 鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。

c 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。

d 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしやすい。

a b c d 1 正 誤 正 誤 2 誤 正 誤 誤 3 正 正 正 正 4 誤 正 正 正 5 誤 誤 誤 正

正解は3です

すべて正しいです
選択肢はすべて正しいので補足で今回の問題では出題されなかった循環器系のその他注意点について解説していきます

高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはいけません。
(プソイドエフェドリン、グリチルリチン酸、構成生薬でカンゾウを含む医薬品やアドレナリン作動成分など)
また、使用禁忌となっていなくても、使用しようとする人の状態等に応じて使用の可否を慎重に判断すべき医薬品は、使用上の注意の「相談すること」の項で注意喚起がなされている。 これらの点に留意して医薬品を適正に使用した場合であっても、動悸き(心悸き亢こう進)や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがあります。これらの症状が現れたときには、重篤な病状への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要です。

問39 医薬品の副作用として現れる皮膚の症状等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 光線過敏症の症状は、医薬品が触れた皮膚の部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。

b アレルギー性皮膚炎は、発症部位が医薬品の接触部位に限定される。

c 接触皮膚炎は、原因となった医薬品との接触がなくなれば、通常は1週間程度で症状は治まり、再びその医薬品と接触しても再発はしない。

d 光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、患部は洗浄せずそのままの状態で、白い生地や薄手の服で遮光し、速やかに医師の治療を受ける必要がある。

a b c d

1 正 誤 誤 誤 2 正 誤 誤 正 3 正 正 正 誤 4 誤 正 誤 誤 5 誤 正 正 正

正解は1

a正しい
光線過敏症とは太陽光線(紫外線)に曝さらされて初めて起こることもあるかぶれ症状を言います。
光線過敏症の症状は、医薬品が触れた皮膚の部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合があります。

b誤り

アレルギー性皮膚炎の場合は、発症部位は医薬品の接触部位に限定されません。個人差はありますが外用薬でもアレルギー性皮膚炎になることはあります接触部位に限定されると言っている点が誤りです

c誤り
接触皮膚炎は、いわゆる「肌に合わない」という状態で、外来性の物質が皮膚に接触することで現れる炎症です。同じ医薬品が触れても発症するか否かはその人の体質によって異なります

原因となった医薬品との接触がなくなれば、通常は1週間程度で症状は治まりますが、再びその医薬品と接触すると再発するおそれがあります
再発する恐れがないと言っているてんがあやまりです

d誤り

原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光(白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがあるので不可)して速やかに医師の診療を受ける必要があります。原因と考えられる医薬品の使用を中止しないと悪化するおそれがあります


問40 薬疹しんに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔くう粘膜に異常が見られることもある。

b 限られた少数の医薬品でのみ起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹しんの型は人によって様々である。

c 医薬品を使用した後に現れた発疹しん・発赤等に伴う痒かゆみの症状に対して、一般の生活者が自己判断で対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれがあるため、避けるべきである。

d 医薬品を使用してから1~2週間までの間に起き、長期間使用してから生じることはない。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、d) 5(c、d)


正解は2

解説の前に薬疹の解説をします

医薬品によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹しん・発赤等の皮膚症状が発生することを言います。 あらゆる医薬品で起きる可能性があり、同じ医薬品でも生じる発疹しんの型は人によって様々です。赤い大小の斑点(紅斑)、小さく盛り上がった湿疹しん(丘疹しん)のほか、水疱ほうを生じることもある。蕁じん麻疹しんは強い痒かゆみを伴うが、それ以外の場合は痒かゆみがないか、たとえあったとしてもわずかなことが多いです。皮膚以外に、眼の充血や口唇・口腔くう粘膜に異常が見られることもあります。特に、発熱を伴って眼や口腔くう粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがあるので、厳重な注意が必要です。

a正しい

眼の充血や口唇・口腔くう粘膜に異常が見られることもあります。特に、発熱を伴って眼や口腔(くう)粘膜に異常が現れた場合は、急速に皮膚粘膜眼症候群や、中毒性表皮壊死融解症等の重篤な病態へ進行することがあるので、厳重な注意が必要です。

b誤り
薬疹はあらゆる医薬品で起きる可能性があります

c正しい

d誤り
薬疹しんは医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いのですが、長期使用後に現れることもあります。
長期使用後に現れることはないと言ってる点が誤りです。

その他にもアレルギー体質の人や以前に薬疹しんを起こしたことがある人で生じやすいですが、それまで薬疹しんを経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがあります。 


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