2019東京都登販過去問解説問29~35


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問30 脳や神経系の働きに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

画像1

a 小児では、成人と比較して血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に到達しにくい。
→謝り

小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。また、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に
移行した医薬品の成分が脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい。また肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄せつに時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある。

b 延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。
→正しい

c 末梢神経系のうち体性神経系は、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う。
→誤り

まず末梢神経系のうち体性神経系と自律神経系に別れる

末梢神経系…脳や脊髄から体の各部へと延びている神経

      ↗️体性神経系 随意
末梢神経系
      ↘️自律神経系 無意識に動く


体性神経系は随意運動(手を動かすなど)、知覚等(聞く、激辛やきそばを食べて辛く感じる、いきなりかき氷食べて頭がツーンとするなど)を担う

自律神経系は呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いているものである。

設問では自律神経系の働きをしている点が誤り。

d 脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合がある。
→正しい。

選択肢
1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

正解は4である


問31 医薬品の有効成分の吸収、代謝及び排泄せつに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 内服以外の用法で使用される医薬品には、適用部位から有効成分を吸収させて、全身作用を発揮させることを目的とするものがある。
→正しい


b 血漿しょうタンパク質と結合して複合体を形成している有効成分は、排泄せつの過程において腎臓で濾ろ過されないため、長く循環血液中に留まることとなる。

c 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、あるいは体外へ排泄せつされやすい脂溶性の物質に変化したりする。

d 一般に、消化管からの吸収は、医薬品成分の濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象ではなく、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。

a b c d
1 正 正 誤 正 2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正 4 誤 誤 誤 正
5 誤 誤 正 誤

正解は2である

問32
医薬品の剤形及び適切な使用方法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 軟膏こう剤とクリーム剤は、有効成分が適用部位に留まりやすいという特徴があり、一般的には、適用部位を水から遮断したい場合にはクリーム剤を用いることが多い。
→誤り
軟膏こう剤とクリーム剤は有効成分が適用部位に留まりやすいという特徴がある。一般的には、適用する部位の状態に応じて、適用部位を水から遮断したい場合には軟膏こう剤を用い、患部が乾燥していたり患部を水で洗い流したい場合等にはクリーム剤を用いることが多い。
適用部位を水から遮断したい場合には軟膏剤である。クリーム剤と言っている点が誤り。


b チュアブル錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐なめて、徐々に溶かして使用する。
→誤り
チュアブル錠は口の中で舐なめたり噛かみ砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。錠剤をいう。
bの選択肢はチュアブル錠でなくトローチ、ドロップの説明をしているので誤り


c カプセル剤は、水なしで服用するとカプセルの原材料であるゼラチンが喉や食道に貼り付くことがある。
→正しい

d 外用液剤は、軟膏こう剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすい。
→正しい

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、d) 5(c、d)

正解は5である

問33 医薬品の副作用として現れる肝機能障害に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


画像2


a 医薬品の有効成分又はその代謝物の肝毒性による中毒性のものであり、アレルギー性のものはない。
→誤り
医薬品により生じる肝機能障害、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。 アレルギー性であっても、全身の倦けん怠感、黄疸だんのほか、発熱、発疹しん、皮膚の掻痒そうよう感、 吐きけ等が生じることがある。黄疸だんとは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態をいうが黄疸もアレルギー性で起こりうる。
アレルギー性のものはないと言っている点が誤り。

b 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で初めて判明することが多い。
→正しい
c 黄疸だんは、ビリルビン(黄色色素)が血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。
→誤り

黄疸だんとは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。また、過剰となった血液中のビリルビン8が尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることもある。
血液中へ排出されない点と胆汁中に滞留すると言っている2点が誤り。

a b c
1 誤 正 正 2 誤 誤 正 3 誤 正 誤
4 正 正 誤 5 正 誤 誤

正解は3である

問34 医薬品の副作用として現れる偽アルドステロン症に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 偽アルドステロン症とは、アルドステロン分泌が増加していないにもかかわらず、体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われることによって生じる病態である。
→誤り

偽アルドステロン症とは体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることをいう。

カリウムとナトリウムの記述が逆になっている点が誤りである

b 主な症状には、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦けん怠感、手足のしびれ等がある。
→正しい

c 小柄な人や高齢者で生じやすい。

→正しい
a b c

1 誤 正 正 2 誤 誤 正 3 誤 正 誤 4 正 正 正 5 正 誤 誤

正解は1である

問35 医薬品の副作用として現れる無菌性髄膜炎に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人では、発症リスクが高い。

b 多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔おう吐、意識混濁等の症状が現れる。

c 原因となった医薬品の使用を早期に中止しても、回復は遅く、予後は不良となることがほとんどである。

d 過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある。

a b c d
1 正 誤 正 誤 2 正 正 正 正 3 誤 誤 誤 正 4 誤 誤 正 誤 5 正 正 誤 正

選択肢の正誤を見る前に無菌性髄膜炎を解説する。
髄膜炎のうち、髄液に細菌・真菌が検出されないものをいう。大部分はウイルスが原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医薬品の副作用等によって生じることもある。

医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデスチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。 混合性結合組織病、関節リウマ
チ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い

a
→正しい


b
→正しい

C
→誤り
早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどであるが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った例も報告されている。
回復が遅い点と不良になると言っている点が誤り。


正解は5である


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