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美容院

今日は、美容院に行ってきた。最寄の駅で降り忘れ、一駅先で電車を降りたら、ホームに降り立ったと同時に目の前で反対方面ゆきの電車が発車していった。なんてツイてないんだ。そんなハプニングが発生しつつも、無事予約の時間にたどり着くことができた。

私はオシャレに気を使わない人間なので、キッチリ定期的に美容院に通う習慣はない。「なんか髪の毛がジャマだなー」と思ってから、だいたい2、3週間後くらいに切りに行くようにしている。

夕方の4時から予約を取ったのだが、私が切ってもらった美容師さんには、次の5時と6時にもそれぞれお客さんの予約が入っていた。そのお客さんとは何を隠そう、私の母と父なのだが。

身だしなみを整えることを面倒くさがりコミュニケーション能力も高くない私が、それでもストレスなく美容院に通えているのは、3歳の頃から家族ぐるみで1人の美容師さんにお世話になっているからだ。馴染みのお店にも関わらず、最寄駅を電車でスルーするというストレスは発生するみたいだが。

付き合いが長くなれば、自然とお互いの性格が見えてくる。結果、今の私は「とりあえずジャマなんでテキトーに切っといてください」と言って7割の時間を無言で座っていれば髪の毛が仕上がる、チョー快適な美容院ライフを手に入れた。最高。こんなぬるま湯に何年も浸かっているので、一人暮らしを始めたりして、新しい美容師さんにお願いしなければならなくなった時が心配だ。

去年の11月に初めて毛染めとパーマをしたのだけれど、その時も私は一切要望を出さなかった。というよりも、なんとなくやってみたかっただけで、別に要望というほどの要望もなかった。「毛染めとパーマをしてみたいです」とだけ事前にメールで伝えて、あとはノープランで美容院に乗り込む。

美容師さんも私の扱いには慣れているので、特に私の意向を聞かずにカットがスタートした。自分から聞かなければ、髪の毛を何色に染められてどんなパーマをかけられるのかすら分からないところだった、危ない。もっとも、たとえ質問をしたところで、美容師さんのプランに私の意見が取り込まれる余地はないけれど。


11月に茶色に染めた髪の毛はだいぶ黒色に戻ったけれど、毛先はまだくるくるとしている。自然に近い形でかかっているパーマのおかげで、髪の毛を整える手間が省けている日々。非常にありがたい。

もうしばらくは、この快適な美容院ライフを手放したくないなと思う今日このごろであった。

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