はじめてのnote
2020年5月17日(日)晴れ 11:30過ぎ。
屋上に洗濯物干しながら、「天気いいなぁ、どこか出掛けたいなぁ」と思いつつ、不要不急の外出は控えるように言われてるしどうしたもんかな…
あ、それならこのコロナウィルスが収束したら、遊びに行きたいところ、こんなシチュエーションて遊んでみたいぞって思うこと、全部文章化して実現してやるぞ。
と思ったことがnote始めようと思ったきっかけです。
はじめまして、しろくろです。
思い立ったが吉日の初投稿は、
「彼女とキャンプ」について書いていきたいと。
第一話:海か川か
夏の土曜日の朝6時に起床。
彼女はまだ寝ている。そこそこ大きめのアラーム音でも全く動じない彼女ではあるが、起こさないように慎重にベットから出る。
顔を洗って歯磨きをしながら、最近彼女がことあるごとに言ってたことをふと思い出す。
「ねぇ、たまにはどっか遠く行きたいんだけど」
「遠くに行きたいよ、連れてってよ、ねぇ」
確かにここ最近の休日は、公園でフリスビーしたり、映画を観たり、散歩がてらランチを食べに街に出るくらいで近場ばかりだったよなぁ。
寝顔をチラ見した後、レンタカーを借りることを決心し、気付かれないようにゆっくり玄関の扉を閉めレンタカー屋さんに向かう。
土曜日だし、レンタカー空いているか不安はあったけれど、幸い一台だけ「マーチ」が空いてた。
「お客さん、これから海とか行っちゃう感じですか?天気いいっすもんね〜。俺も波乗りてぇすw」
引き締まった体に日焼けした肌がTHEビーチボーイズな若い兄ちゃんとの絡みを精一杯の作り笑顔で乗り越え、レンタカー屋さんを後にする。
家の近くのコインパーキングに向かう道中、さっきの若い兄ちゃんとの絡みについて振り返る。
なんで、海なんだよ。
川だわ。
コインパーキングに入庫する頃には何故か海には絶対行かない、川に行くんだという強めのモチベーションが生まれていた。
ビーチボーイズありがとう。
再び起こさないようにゆっくり扉を開けて帰宅。
「ふぉかえり〜」
洗面台から歯ブラシを口に入れたままの彼女が出てきた。
いつも思う。
このたまに出る「ふぉかえり〜」は相当可愛い。
ただいま〜
ガラガラペッを終えた彼女が「こんな朝早くにどこ行ってたの?」と聞いてきた。
レンタカー屋さんで車借りてきた。前から遠く行きたいって言ってたしどうかなと思って。
「え、マジ!?どしたの?え、やったー!行く行く!」
「え、何着て行こ、ねぇねぇどこ行く?」
嬉しそうにニコニコしてる。
もしかしたら「いきなりレンタカー借りてきてどこか行こうとか言われてもさ、準備とかあるじゃん」とか「今日、あの日なんだけど…」とか言われて、最悪の事態になっていた可能性もあったわけだけれども、あたふたしながら何着て行こうってクローゼット漁ってるの見てホッとする。
「ねぇってば、どこ行くの?」
うーん、例えばそうだなー、山とか川とかどう?奥多摩のキャンプ場とか!
「えっ、海じゃなくて?あたし海がいい」
「イカ焼きとか焼きそば食べたい!あれっ水着どこだっけ?」
お、おぅ…
水着を探す彼女の背中とビーチボーイズの
「海とか行っちゃう感じですか?」に
とんでもなく嫉妬した。
第二話に続く…
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