言いたいことは山ほどあるんだけど

身内向けに書きます。たまたまこの記事にたどり着いた方は、スルーしてください。

私は私立一貫校の教師なので、偶然ネットの中でこの記事にたどりついた自分の教え子の中高生でも読んで理解できるように自分の考えをだらだらと垂れ流す文章を書いてます。

言いたいこと①「異動について」

もうそれこそ2021年3月に前任校である母校の高校を辞めて結構な時間が経ったわけですが、僕の去就についてその後えらく議論を呼んだようで、その節は保護者の皆様・部員のみんなに大変申し訳ないことになってしまったことをここでお詫び申し上げます。
まず、言いたいことは山ほどあるのですが今となっては他校の教師ですし、言えません。いつか今日の僕が言いたかったことを聞いてくれる会を盛大に開いてください。大した話ではないのかもしれませんが、誤解や憶測が生じ続けるのはお互いの健康によろしくないです。

どこかでこの投稿を見てくれていれば、僕がそういう気持ちでいることを知ってもらえればありがたいなって思います。

言いたいこと②「一生懸命すぎる人へ」

たまたま見た動画です。

コロナウイルスって、人間の体の10の6乗分の1のサイズらしいんですよ。で、そんなサイズ感全く分からないよと思っていたんですが、地球から見ると人間の体っておおよそこの10の6乗分の1のサイズみたいなんです。僕らもウイルスみたいなものなんです。

で、この動画の最後のコメントが気になっていて。

実は僕たちがウイルス的で、何が「友」で何が「敵」なのかちょっとよく分からない世界の複雑さみたいなのに、人間が気付けたらいいんじゃないかっていう風に思います。

成田悠輔忖度なし「コロナ云々の前に人間が害悪」切り抜き

これは、そもそも「自分たち」は常に正当化されていて、実際はもっと客観的に物事を見ると、結局その自分たちと呼ばれる集団自体も間違っているんではないかというある種のメタ認知的な話だなと思っています。で、これが言いたいことです。

傍観者ではなく、観測者として物事は見ようねということです。

自分がいっぱいいっぱいの時は、このような目線が大事です。自分が取り組んでいることは自分の目線からしか見えませんから、物事は常に客観的に見てくれる人が必要です。そういう役割分担ができる組織が素敵だなと思っています。

言いたいこと③「「良い」とは何なのか」

まず、「良い」という言葉は、あいまいでその人の主観的な評価です。最近話題の「それってあなたの感想ですよね」です。
しかし、昨今は自分の思う「良い」を言えない・言いづらい風潮があると思います。

人を納得させるむずかしさ

それ、本当に「良い」んでしょうか。
というか「良い」って何なんでしょうか。僕が思う「良い」は「納得」の上にあるものです。相手を無理やり言いくるめることを「論破」と勘違いしている生徒が多すぎて、バカバカしいなあとよく思っています。

議論は密室で二人きりで行っても意味がありません。公の場で、みんなが見ている前で議論すべきです。

そしてどちらが言っていることの方がより「納得」できるかを自分でジャッジするのです。自分の価値観でジャッジしてください。それが「良い」です。いちいち自分のジャッジに他人の意見を取り入れる必要はありません。自分が思う「良い」を素直に言える場が良いチームであり、良い部活動です。

人は簡単に納得しません。当たり前です、相手には相手の思う「正義」があるのです。だからこそ、お互いの正義をぶつけて「みんな」にジャッジしてもらうのです。それが「良い意見」や「良い方向性」を生み出す方法です。

時に言葉で納得してもらうのが難しいこともあるので、僕はこうやってある程度自分の考えをまとめるために文章化しています。

お互いのワンシーズンを大切に

部活動顧問を長らく続けてもう10年以上経ってしまいましたが、これが一番言いたい。

「お互いのワンシーズンを大切に」

です。
自分のワンシーズンを大切にするのは当たり前として、相手のワンシーズンも大切にしたい。もちろんそこは当事者である部員だけでなく、顧問にとってもです。部員に良い1年を過ごしてもらいたいのと同じくらい自分も良い1年を過ごしたいと思っています。

お互いがやり切ったと言えることが大事です。僕はここに一番価値を置きたい。

  • 顧問も精いっぱいやり切った

  • 部員も精いっぱいやり切った

これです。
部員一同・大人一同やり切る1年。そんな素敵なものにしたい。
もうこれ以上ないというところまでやり切りたい。

最後に

そんな楽しい1年にしたいなと思った2022年の幕開けでした。今年の一発目のツイートにはそんな明るい気持ちを書きました。

改めて、明けましておめでとうございました。

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