「四十頌への補遺」各節紹介 その13

「オンライン・ラマナ・サットサンガ」プログラムFの詠唱用コンテンツとして配信されている、「四十頌への補遺(Ulladu Narpadu Anubandam:ウラドゥ・ナールパドゥ・アヌバンダム)」の概要解説&各節紹介シリーズです。

注)バガヴァーンは補遺の頌のすべてを自分自身で書くことはしなかった。かれが適当なものを見つけたときはそれを用いた。
※印を付している頌は古い聖典からの引用、※印のない頌はバガヴァーンが作ったものである。


【 第37節 】

エッラー ヴラグン トゥルム バーイヌ マライ ガル
Ellā vulagun turum-bāyinu marai-gal
  
エッラーメー カイックル イルン ダールム ポッラー
Ellāmē kaikkul irun-dālum — pollā
  
プガル チヤーム ヴェーシ ヴァサム プッカー ラディマイ
Pugazh-chiyām vēsi-vasam pukkā radimai
  
アガラ ヴィダル アンマー アリドゥ
Agala-vidal ammā aridu.


【 柳田訳 】
※  その人がすべての世界を拒絶し、すべての聖典に精通しているとしても、つまらない娼婦のへつらいのとりこになっている人にとっては、束縛から自分自身を解放することは困難である。



【 第38節 】

ター ナンドリ ヤールンドゥ タン ナイヤー レンチョ リネン
Tān-andri yārundu tan-naiyā rencho-linen

ターン タンナイ ヴァーッ トゥギヌン ターットゥ ギヌン ター ネンナ
Tān-tannai vāzht-tuginun tāzhttu-ginun — tān-enna
  
ターン ピラレン ドロー ラーマル タン ニライル ペーラーマル
Tān-piraren drō-rāmal tan-nilayil pērāmal
  
ター ネンドル ニンドリ ダヴェー ターン
Tān-endru nindri-davē tān.


【 柳田訳 】
真我を除いて誰がいるのか。人が称賛されようが非難されようが、それがどうしたというのか。自分自身と他人のあいだの区別なしに、人の自然の状態からそれることなく、人は真我としてとどまるべきである。


























この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?