「四十頌への補遺」各節紹介 その14

「オンライン・ラマナ・サットサンガ」プログラムFの詠唱用コンテンツとして配信されている、「四十頌への補遺(Ulladu Narpadu Anubandam:ウラドゥ・ナールパドゥ・アヌバンダム)」の概要解説&各節紹介シリーズです。

注)バガヴァーンは補遺の頌のすべてを自分自身で書くことはしなかった。かれが適当なものを見つけたときはそれを用いた。
※印を付している頌は古い聖典からの引用、※印のない頌はバガヴァーンが作ったものである。


【 第39節 】

アッドゥ ヴィダ メンド ルム アハッ トゥルガ オーポードゥム
Addu-vida mend-rum ahat-turuga ōrpōdum
   
アッドゥ ヴィダム セイガイ イル アーットラルカ プッティ ラネー
Addu-vidam seigai-yil āttrarka — putti-ranē
  
アッドゥ ヴィダ ムーヴラ ガ ターグン グル ヴィノー
Addu-vida mūvula-ga tāgun guru-vinōdu
  
ドゥアッドゥ ヴィダム アーガー ダリ
Addu-vidam āgā dari.


【 柳田訳 】
※  つねに非二元性の感覚をハートに保持せよ、しかし決してそれを行動の中に表わしてはならない。私の息子よ、非二元性の感覚は三つの世界に当てはまるかもしれない。しかしそれはグルに向かって使用さるべきではない。



【 第40節 】

アキラ ヴェーダーンタ シッダーンタ サーラッタイ
Akila vēdānta siddhānta sārattai
  
アハ ムンマイ ヤーガ アライ ヴァン アハン チェットゥ
Aha-munmai yāga arai-van — ahan-chettu
  
アハ マドゥ ヴァーギル アリヴル ヴァーマウヴ
Aha-madu vāgil arivuru vāmauv
  
アハ マデー ミチャム アリ
Aha-madē micham ari.


【 柳田訳 】
※  私はヴェーダーンタ哲学の典拠のすべてによって到達された結論の精髄を正確に述べるだろう。それは、もしエゴが死滅するならば「私は」それ(ブラフマン)になるということ、意識の形をもつ「私」だけがとどまるということだ。



























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