「四十頌への補遺」各節紹介 その12

「オンライン・ラマナ・サットサンガ」プログラムFの詠唱用コンテンツとして配信されている、「四十頌への補遺(Ulladu Narpadu Anubandam:ウラドゥ・ナールパドゥ・アヌバンダム)」の概要解説&各節紹介シリーズです。

注)バガヴァーンは補遺の頌のすべてを自分自身で書くことはしなかった。かれが適当なものを見つけたときはそれを用いた。
※印を付している頌は古い聖典からの引用、※印のない頌はバガヴァーンが作ったものである。


【 第34節 】

マッカル マナイヴィ ムダル マットラ ヴァルガル アルパ マディ
Makkal manaivi-mudal mattra-vargal arpa-madi
  
マッカッ コル クドゥンパ マーナヴェー ミッカ カルヴィ
Makkat-koru kudumba mānavē — mikka-kalvi
  
ウッラ ヴァルタム ウッラッテー オンドララ パン ヌーク ドゥンパム
Ulla-vartam ullattē ondrala-pan nūrku-dumbam
  
ウッラドゥ ヨーガッ タダイヤー ヨール
Ulladu yōgat-tadaiyā yōr.


【 柳田訳 】
※  妻、子供、その他のものが無学な人の家族を構成する。しかし学問のある人の心の中には、書物によって構成される多くの家族以外に何一つ存在せず、これらの書物の家族は、彼の霊的進歩の妨げになることを知れ。


【 第35節 】

エルッ タリンダ ターム ピランダ テンゲー エン ドレンニ
Ezhut-tarinda tām-piranda tengē-yen drenni
  
エルッ タイ トライッカ エナードール エルッ タリンデン
Ezhut-tai tolaikka enādōr — ezhut-tarinden
  
サッタン ゴル エンディ ラッティン チャール ブットラル ソーナ ギリ
Sattan-gol endi-rattin chāl-buttrar sōna-giri
  
ヴィッタ ガネー ヴェーラー ヴィランブ
Vitta-ganē vērār vilambu.


【 柳田訳 】
彼らの誕生の源を捜し求めることをせず、運命の文字を消そうと試みる人びとにとって、学問が何の役に立つのか。彼らはレコードプレーヤーのようなものである。ソンナギリ(アルナーチャラ)の主よ、彼らがそれ以外の何なのか、私に教えたまえ。



【 第36節 】

カッ トルム アダン ガーリル カッラ ダーレー ウインダール
Kat-trum adan-gārir kalla-dārē uyindār 


パットル マダッ ペーイン パー ルインダール チュットル パラ
Pattru madap-pēyin pāl-uyindār — chuttru-pala
  
チンダイ ヴァーイ ノーイ ウインダール チール テーディ オーダール ウインダール
Chindai-vāi nōi-uyindār chīr-tēdi ōdāl-uyindār
  
ウイン ダドゥ オンドラン ドレン ドルナル
Uyin-dadu ondran-dren drunar.


【 柳田訳 】
学問のない人びとは、学問はあるが謙虚でない人びとの不幸から免れている。学問のない人びとは、とりとめのない想念や言葉の病気、富と名声を追い求める競争から免れると同じように、うぬぼれという怪物の魔手から免れる。彼らが救われるのはただ一つの不幸からだけではないことを知れ。

























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