「文字の結婚花輪」各節紹介その17
「オンライン・ラマナ・サットサンガ」プログラムAで詠唱されている、「文字の結婚花輪」の概要解説&各節紹介シリーズです。
文字の結婚花輪(Sri Arunachala Akshara Mana Malai)
第59・60・61・62節
ラマナアシュラムの「タミル・パラヤーナ」で歌われる際には(毎週月曜夕刻)、奇数節を男性・偶数節を女性が合唱するスタイルとなり、リファレイン句は男女一緒に歌います。
ネック ネッ クルギ ヤーン プッ キダ ウナイッ プガ
59.Nekku-nek kurugi-yān puk-kida unaip-puga
ナッ カナー ニンド ラナイ アルナーチャラー
Nak-kanā nind-ranai Arunāchalā
【柳田訳】
私が消え去って私の避難所であるあなたの中に入ったとき、あなたが(有名なディガンバラのように)裸で立っている(のを私は発見した)、ああアルナーチャラ!
【福間訳】
私があなたの加護の中に融け去ったとき、あなたはそこに聖者ディーガンバラのように裸で立っていた。ああ、アルナーチャラ!
ネーサ ミ レナッ クン アーサイ ヤイ カーッ ティニー
60. Nēsa-mil enak-kun āsai-yai kāt-tinī
モーサン チェイヤー ダル アルナーチャラー
Mōsan cheiyād-arul Arunāchalā
【柳田訳】
私の愛の欠けた自己の中に、あなたはあなたへの熱愛を引き起こした、それゆえ私を見捨てたまうな、ああアルナーチャラ!
【福間訳】
愛を見失ったハートに、愛の炎を灯したのはあなた。ならば私を見棄てたもうな。ああ、アルナーチャラ!
ナイン ダリ カニヤー ナラ ニライ パダッ ティル
61.Nain-dazhi kaniyā nala-nilai padat-til
ナーディ ユッ コル ナラン アルナーチャラー
Nādi-yut kol-nalam Arunāchalā
【柳田訳】
私は熟しすぎて腐った果物(のようなもの)ではない。だから(ハートの)もっとも内の奥まったところへ私を引き込み、永久に私を定住させたまえ、ああアルナーチャラ!(b)
【柳田訳異稿】
(a)しなびた、腐った果物は価値がない。熟したそれを取って楽しみたまえ、ああアルナーチャラ!
【福間訳】
傷んでしなびた果実に価値はない。熟れた果実の味を楽しみたまえ。ああ、アルナーチャラ!
ノン ディダー ドゥンド ラナイ タン デナイ コン ディライ
62.Non-didā dund-ranai tand-enai kon-dilai
アンダガ ニーイェ ナッ アルナーチャラー
Andaga nīye-nak Arunāchalā
【柳田訳】
あなたはうれしげにあなた自身を私と交換したのではないか(すべてを与え、なにも受取らないで)。あなたは盲目ではない、ああアルナーチャラ!(b)
【柳田訳異稿】
(a)あなたは巧みにあなた自身を私と交換したのではないか(というのは私の個性はなくなったのだから)。ああ、あなたは私に死をもたらすものである、アルナーチャラ!
【福間訳】
あなたは巧みに「私」と「あなた」をすり替えた。私にとってあなたは死そのもの。ああ、アルナーチャラ!
繰り返しの句
Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala!
Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala!
アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ!
アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ!
(このリファレイン句は各節ごとに繰り返して歌われる)
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