「文字の結婚花輪」各節紹介その27

「オンライン・ラマナ・サットサンガ」プログラムAで詠唱されている、「文字の結婚花輪」の概要解説&各節紹介シリーズです。

文字の結婚花輪(Sri Arunachala Akshara Mana Malai)
第99・100・101・102節 

ラマナアシュラムの「タミル・パラヤーナ」で歌われる際には(毎週月曜夕刻)、奇数節を男性・偶数節を女性が合唱するスタイルとなり、リファレイン句は男女一緒に歌います。



  ヴェーダーン タッテー ヴェーララ ヴィラングン
99. Vēdān tattē vērara vilangum
  
         ヴェーダッ ポル アル アルナーチャラー
         Vēdap porul-arul Arunāchalā

【柳田訳】
ヴェーダーンダの中で輝く、第二のものをもたないただ一つのもの、ヴェーダの精髄を私に授けたまえ、ああアルナーチャラ!

【福間訳】
ヴェーダーンタの中に輝く、唯一無二の『ヴェーダ』の精髄を私に授けたまえ。ああ、アルナーチャラ!



  ヴァイダライ ヴァールッター ヴァイッ タル クディヤー
100.Vaidalai vāzhttā vait-tarul kudiyā
  
         ヴァイッ テナイ ヴィダー ダル アルナーチャラー
         Vait-tenai vidā-darul Arunāchalā

【柳田訳】
私の頭の上に(あなたの手を)置きたまえ! 私にあなたの恩寵を分かちたまえ! 私を見捨てたまうな、私は祈る、ああアルナーチャラ!(c)

【柳田訳異稿】
(a)私の中傷さえ賞賛と見なし、あなた自身のものとして、永遠に私を守りたまえ、私は祈る、ああアルナーチャラ!
(b)中傷さえ私への賞賛とさせ、あなた自身のものとして、永遠に私を守りたまえ、私は祈る、ああアルナーチャラ!

【福間訳】
私の中傷さえ賞賛と見なし、私をあなたのものにして永遠に守りたまえ。ああ、アルナーチャラ!



  アンブヴィル アーリポール アンブル ヴニ レナイ
101.Ambuvil ālipōl anburu vunil-enai

         アンバー カライッ タル アルナーチャラー
         Anbā karait-tarul Arunāchalā

【柳田訳】
水の中の雪のように、愛そのものであるあなたの中に、愛として私を溶解せしめよ、ああアルナーチャラ!

【福間訳】
水の上に降る雪のように、愛そのものであるあなたの中に、私を愛として融け入らせたまえ。ああ、アルナーチャラ!



  アルナイイェン ドレンナ ヤーン アル カンニ パッテーヌン
102.Arunaiyen drenna-yān arul-kanni pattēnun
  
         アル ヴァライ タッ プモー アルナーチャラー
         Arul-valai tap-pumō Arunāchalā

【柳田訳】
私はあなたをアルナとして考えるしかなかった、見よ! 私はあなたの恩寵のわなに捕えられた! あなたの恩寵のネットが、捕えそこねることがありえようか、ああアルナーチャラ?

【福間訳】
アルナであるあなたを想ったとたん、私は恩寵の罠に捕われた。あなたの恩寵の網が取り逃がすことなどありえようか? ああ、アルナーチャラ!


繰り返しの句


Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala!
Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala-Siva Aruna chala!

アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ!

アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ・シヴァ アルナーチャラ!

(このリファレイン句は各節ごとに繰り返して歌われる)





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