隊員のモラルハザードを防ぐには

人は誰もいない、見えていないところではつい気が緩んで努力を怠ったり、手を抜いてしまう傾向がある。

中にはそうじゃない人もいるがそういったきっちりされた方は一般に少ない。

そんな人間の性質が引き起こす傾向を経済学的にはモラルハザードと言うらしい。

これは警備についてもいえる。特に1人現場はその最たるもの。

幸いな事にウチではまだみられない(と聞いているが笑)が誰もいないことをいいことに仕事をすっぽかして待機場所や現場でスマホゲームをする、居眠りをする、タバコを吸ったりして肝心な時に対応ができずお客様の信頼をそこねる。

こういったことを防ぐには抜き打ち的な巡察をする等監視体制を作る事が必要だが、それだけでは限界がある。

ではどうすべきか?

この点について、悪い事だけでなく、良い事も含めて常に誰かに見られていることを意識させればよいと思う。それが隊員の承認欲求を刺激し、彼らのモチベーションアップにつながるのではないか。

具体的には評価方法の工夫、つまりは取引先の方も巻き込んだ360度評価が良いと思う。

ただこの場合、この場合、隊員が高評価をもらうために取引先従業員のいいなりになってしまうことは避けねばならない。

そうなってしまうと偽装請負になり、労基法・派遣法違反になってしまうから。

今、一部の現場では隊長と取引先職員との間で月例ミーティングが開かれ、その流れは、他の現場にも波及しつつある。

その流れの中で培われたつながりをうまく利用して上記評価方法の確立を隊長の方々に確立するようがんばっていただきたいと思う今日この頃である。


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