㊗️令和元年
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いよいよ平成から令和の時代になった。
平成の時代は、戦争のない平和な時代だった一方、戦争による破壊から立ち上がった昭和の遺産を食い潰すことで生きながらえてきた時代でもあった。
そんな平成という失われた時代で得られた教訓を次の令和の時代でどう生かしていくのか。
大正・昭和初めの負の経済的遺産による生活苦によって生まれた誇大妄想的精神論が遠因となって、アメリカの挑発に乗る形で突入した合理性の裏付けのない戦争。
そんな昭和初期の致命的失敗を令和の時代は繰り返してはいけないと思う。
そのためにはただ平和と叫ぶのではなく、現実的に平和を確保するための戦略が求められる。
それを現実にするために、冷静な合理性判断と的確な出口戦略に基づいた軍事力の行使を可能にするための憲法改正が令和の時代の一大争点となるだろう。
また、主義的な財政規律とか、票目当ての緩和経済でない実質インフレ率を考慮した現実的な経済運営や本当の意味での第3の矢、つまり成長戦略が求められると思う。
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自分にとって平成は回り道を重ねた時代だった。
それが後の時代から見て、令和で開花していくための雌伏の時といえるのか、それとも人生転落の原因となる時代といえるのか。
それは今は分からない。
ただ、いろんな意味で形式でなく実質がキーワードになっていくと思う。
平成の終わりに自分は家業を継ぐ形で2代目経営者になった。
今の経済環境は正直、相当厳しい。
生産人口も減り、縮小する国内経済と人手不足問題。
また、コンプライアンスや働き方改革の徹底により昔ある程度通用していた融通が今は効かない。
それに加え、AIの進化により、人がいらない時代の可能性が出てきた。
すぐには問題にはならないだろうが、人を派遣する人的警備の会社にとっては脅威になりうるだろう。
形式を踏襲して維持する今までのやり方では勝ち目のない時代かもしれない。
でも、その一方、人手不足の結果なのか、少しづつだが、こちらのお願いする金額に応じていただける取引先が増えていること、ITの進化による情報コストの低下やクラウドファンデイングの登場、それにAIの活用による経費削減の可能性といった経営環境にとってプラスの要素もある。
やはり、ピンチをチャンスに変える発想がポイントになっていくと思う。
そのためには、警備業務の提供自体を目的にするのではなく、あくまでお客様の安全・安心のための手段と捉えることが必要。
つまり、サービスの形式にとらわれず、実質を基準にしていく経営が今後は求められると思う。
その結果として業種を変えていくことも選択肢に入れるのもアリだと思う。
令和の新時代に飛翔する八鹿警備、そう言われる会社にしていきたい
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