警備員の多能工化

専門外なのでよくわからないが多能工という言葉をネットで調べてみると、もともと製造業の用語で複数の工程を作業できる作業者のことをいい、主に多くの品種を少量ずつ生産する多品種少量生産の現場で見られるとのこと(ちなみにその逆は単能工)。

多能工はよく中小企業で見られるらしく、少人数でも繁忙期やイレギュラーな事態が発生した場合に対応できること、多くの工程を体得することによるモチベーションアップというメリットがある一方、作業者の負担が増え、教育上の手間や管理上のコストがかかり、品質上にばらつきが生じる恐れが生じやすいデメリットがあり、適正な評価やモチベーション維持がキーになるらしい。

このことは警備業にもある程度、当てはまることだと思った。

今、警備業界も人手不足に悩んでいる。自社も固定給を採用している一部の現場を除き、基本的に他社の多くと同様、人手不足に悩んでいる。

そこでその固定給の隊員を中心に一定の優遇処置を条件に他の現場にも入れていけばより効果的に日常業務の運営が可能であると考えている。

ただその場合、隊員に負荷をかける事も事実なのでその隊員の特性に合った現場配置や適正な評価を行うための警備マイスター制度の運用が求められるといえよう。


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