登山と民間警備
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登山をするには、ある意味臆病な方がいいと言う意見を聞くことがあるが自分もそうだと思う。
山にもよるが特に山頂付近では、天気の移り変わりが激しく、地形の関係で滑落の恐れがある場合もある。
ハードな地形の山で天候が悪い場合でも向う見ずな人間はあえてチャレンジする者もいるかもしれないが、臆病な者はそれをしない。
事前に山に関する情報や地形を調べた上で、天候によるリスクを想定して、登るかどうか決めてから行動する。
結果として、臆病な者の方が向こう見ずな者より事故になる確率が低い。
つまり、臆病な者の方が慎重が故にリスク管理がしっかりしているということだろう。
2
それは民間警備にもいえると思う。
民間警備は、お客様の生命・身体・財産をお守りする仕事。
リスク管理が民間警備に必要不可欠な要素になることは間違いない。
いわばサッカーで言えばディフェンダーの部分。
フォワードと違い、失敗が許されない。
もちろん、悪い人間や災害が現れた場合には、臆病は言い訳にならないので覚悟を決めて行動しなきゃいけないものの、それに対処することを日頃から想定して準備する慎重さが求められる。
そういう意味では登山と民間警備は根本的に相通じる部分があると思うのだ。
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