計画通りにいかないときには?

1. 最近は全くだしそんな余裕もないが、昔、一人旅に出るのが好きだった。

誰にも気兼ねせず、見知らぬ街をぶらぶらしたり、長距離列車で外の風景をぼーとみたりしながら、心の赴くままに目的地に往き、見たいものを見て、食べたいものを食べる。

時に旅行会社の観光ツアーや送迎サービスを利用したり、現地で知り合った日本人や自分の片言というかかなりいいかげんな英語を理解してくれる奇特な(笑)外国人やバックパッカーと一緒に行動する事もあるが、基本的にすべて自分で行動する。

基本的に自己責任だがへんに相手を気遣ったり、合わせる煩わしさもないので複数人の旅とは違った良さがある。

初めは予算を決め、行きたいところやほしいものをリストアップした上で計画を練る。

その上で旅に出るのだが、予定通りに行く時はそれはそれでいい。

でも時に予定通りにいかないもの。

そんな時には時間と金の制約の下、優先順位を決める。そして予定の航空機に間に合うように計画を修正する。

2. (1) これは仕事でも同じ。小さな会社ということもあるが、自分がある目的を達成しようとした場合、予算面では課長、業務面では隊長の意見を参考にするが、基本的に最後は自分一人で決め、計画を立てる。

うまくいく時はそれはそれでいい。

でもうまく行かないときはプランを変更を迫られる。

この経営計画の変更には大きく分けて2つの計画がある。

ローリングプランコンティンジェンシープランである。

まずローリングプランとは、中。長期計画の内容を定期的に見直し、部分的に修正を加えていく技法のことである。

他方、コンティンジェンシープランとは企業の業績に対する影響の大きい不測事象をあらかじめ想定し、その適応行動を事前に策定しておき、その内容を具体化したもの。状況対応計画、あるいはシャドープランともいわれる。

(2) 警備業はかなりざっくりいえば人を集めて、教育しながら、現場に送る出す仕事。人をストックする余裕のない中小はとくに採用と営業とのバランスが鍵になる。

となると不意に訪れるバランスが崩れた時にいかにうまく臨機応変に修正できるかという観点からローリングプランがどうしてもメインになる。

そしてその修正がうまくいくかどうかは結局のところ採用、営業に関して企業理念に乗っ取った優先順位の位置づけが出来るかどうかにかかる。

そういう意味で自社の対応力はそれなりにあるとは思う。

ただ、その都度ばかりでは場当たり感は否めないのでコンティンジェンシープランも大切。

現状ではそれがまだ不十分なので今後それを充実させることを検討していきたいが、この仕事は想定外の事態が多いのであまりガチガチにやりすぎないことも柔軟性を保持するためにも大切だと思う。

要はバランスの問題ということだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?