意見をきくということ

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親父はかつて自分に「意見をきくときはその真意を考えろ」と言ってくれた。
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a 例えば、自分がトップダウンの経営スタイルを行なっている経営者で、相手は自分にみんなで動かす会社がこれからの主流。

だから社員全員で企業理念を作るべきだと自分にアドバイスをしたとする。

その真意が単純に今の潮流はフラットであり、その方が世間的なイメージがいい。

トップダウンなんて響きが古臭くさい、というものなら無視していいだろう、しつこいようならその人とは縁を切っていいかもしれない。

ただ、その真意が、自分が一定数の社員とどうしても方針を巡って衝突してしまう。

だからなんとかしたいという真摯な悩みを聞いた上で、社員の参加意識を高めるためにされてみては?というものならいいアドバイスといえよう。

その場合、企業理念はトップが作るべきだという自分の考えがあるなら、例えば企業理念そのものをみんなで作らずとも、その下の現場の理念である行動指針を社員みんなで作ってもらうという形でアドバイスを受け入れればいいと思う。

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大切なのはいろんな人の意見をただ受け入れるのではなく、受け止めた上で、その真意を探る。


その上で、それを受け入れるにしても、自分のスタイルと会社の現実にカスタマイズした形にする。

そう自分は親父の意見を受け止めている。

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