ジャイプールでの出来事

1. かつてインドに放浪の一人旅にいった時の出来事。

砂漠の街ジャイプールに赴き、地球の歩き方を片手にピンクの街を堪能していた。
とある建物で狭い道に地元のいきった悪ガキとねえちゃんと遭遇した際に、怖かったわけではないが、一種の防衛本能からとっさに道を譲ってしまった。

こちらに勝ち誇ったような笑みを浮かべながら、がに股で道を通る兄ちゃん達。

そのときお互い譲らなければ、喧嘩になったかもしれない。英語も満足に話せない一人のバックパッカー。土地勘のない異国で複数の兄ちゃんに袋たたきにされ、身ぐるみはがされたら…と考えたらそうせざるを得なかった。

2. 前にブログで述べたラオウのようにいかず恥ずかしい限りだが、この場面で受けたパワーは経営学的に考えるとどうなのか。

(1)この点について、経営学上のパワーとは人や組織の行動に、影響を与える力で5つの類型がある。
①正当性のパワー:正式な権限に基づくパワー
②報酬のパワー :報酬を与えるパワー
③強制のパワー :処罰を与えるパワー
④専門性のパワー:専門的な知識やノウハウを持つことから生じるパワー
⑤準拠のパワー :他人が尊敬するような人間が持つパワー

(2)上記の場面で自分が受けたパワーは経営学的に考えると1種の強制のパワーではないかと考えている。受けてとてもいい気のしない嫌な感じだ。おそらくパワハラといわれるものはこういった類いのものなのだろう。こんなパワーを振りかざす上司だったらいやだ。

逆にもし自分が誰かの部下としてどんな上司の影響力なら納得性があるか考えると、やはり、自分の意志を持ち、筋の通す(5)のパワーを持つ人間だと思う。

そしてそんなパワーを持った経営者に慣れたら思い、日々の生活を送っている。

正直まだまだだが、少しでもそんな人間に近づけるように自分を磨いていきたいと思う。

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