東風谷早苗さんに捧げる詩

・自分の文章の書き方の下手さというものに悩む

いつも読んでくれてる知り合いとかはさ、面白いとか言ってくれる人もいるけど
正直な。
正直自分では全く思っておりませんのでな。

前回の日記見直してて「やっぱり〇〇というのは、やっぱり面白い」みたいなバカ丸出しの文章を書いていて怖かった
お前は何年も日本に住んでいて、ふつうの人よりは活字を読んでいる気はするのに、なんてザマを晒しておるのだ

「なんか」とかも多用しがちだ。
おれの日記を見返して何回「なんか」を使っているかカウントしてくれたら、飯奢ります
「なんか」を使うのやめてえんだよな
文章が不恰好になる。そしてなんかフラフラフラフラしていて軸が定まっていないのも格好悪い。ビシッと言い切りたい。

日本語を頑張りたい。
赤ん坊の標語かい?オギャギャ



・お盆には家族で旅行に行くのが我が家のしきたりであります
おれは、正直いうとマイペースに観光地を巡りたいので、あんま他人、まして家族と行くというのはそこまで納得してはおらんのですが、まあお金は親が出してるっていうわけでタダ乗りしない理由はない。
そういう消極的な旅行

と言いつつ、今回行くのは長野は諏訪
諏訪。おれ、諏訪のことかなり好きなんだよな。
諏訪っていう名前がまず良い
「す」と「わ」の発音がスッと入ってくる感じ、ほんでどっちも「ごんべん」なのも統一感がある。その上で「諏」が厳つくてかっこいいのに対して、「訪」がシャープでシンプルな感じなのも調和があって良いな〜という感じがしている。

さらに東方にどハマっていた頃、東方には諏訪のエッセンスが結構出てきてて、諏訪神話とか諏訪大社、諏訪湖の知識をいろいろ仕込んでいたため、かなり前から諏訪に行きたかったというオタク・背景がある。
あとは、最近「逃げ若」がアニメをやっていて、主人公の北条時行が逃げ込んだ先が諏訪というのも。
つまり、何かとおれにとって諏訪はかなりアツい土地であるというわけで、テンションもかなり高まっていたのであった


・で、実際諏訪に訪れる。
ストレートな感想としてね、マジで良い。

諏訪湖っていう地理的特性と、そこに根付いた諏訪信仰という文化が合わさってすごく魅力的な雰囲気をもっている町だなぁと思った。
諏訪湖を中心として、その外縁にぐるっと町が形成されている。その町も古き良きというか、昭和の香りをほんのりと漂わせている。

お店は精密機械の会社とか酒蔵とかがいっぱいあった。これらのお店は綺麗な水が潤沢にないとできない商売ということをきいたことがあるので、これもやはり諏訪湖の恩恵なのだろうな。
あとは養蜂場も結構いっぱいあったな。そういえば長野では食虫文化が盛んらしい。実に先進的な食文化だな。でも蜂の子は高いから食べられないのだ。
↑そういうことじゃなくて、はちみつが売ってるだけだと思います。



・諏訪大社に行く
諏訪大社は大社と言いつつ、いろんな神社の総称のことで、おおまかには上社と下社に分けられる。
さらに、上社には本宮と前宮、下社は春宮と秋宮がそれぞれあって、全部回ると合計4つの神社を回ることになる。

神社の歴史的には大元となる山を崇める前宮があって、そこに大きな本宮を建てたことで、これらを上社と呼び
そこに農耕的な信仰概念を結びつけるために春宮と秋宮の下社が生まれたという経緯がある。

特に下社の概念はおもしろい
日本は二毛作が中心としてある国なので、それぞれの収穫時期に応じた春と秋の神社を、それぞれの役割に対応させているところに日本を感じる


・それぞれの役割を見てみると、実際の神社の様子も興味深い。
前述のとおり、大元となり、山を拝する前宮は他と比べると非常にシンプルで質素な作りになっている。
山、というか手付かずの自然というイメージを抱く。


・それに対して、対となる本宮は非常に賑わいがあり、豪華な作りになっている
本殿への道にはたくさんの売店が並んでいて、観光地という感じの振る舞いを感じる。
これはやはり、質素な前宮に対して信仰を多く集めるために人にウケやすい、ある意味わかりやすい神社になっているという背景があるのではないかなと感じた。
あ、これはおれの感想だから間違ってるかも!
100で信じないでね。


・秋宮と春宮は特にわかりやすい違いはなかったけど、やはり農耕的信仰の象徴たる稲が供えてあった。

美しい穂

あとはしめ縄がデカかったりする。
しめ縄がでかいというのはそれ即ち、しめ縄を作るための資源が潤沢ということであるように思うため、豊穣という概念を視覚的に表しているのかな、と思ったり。

デカすぎる

それに本殿の作りが上社とは建築様式が違ったので、やはり同じ諏訪大社と言っても下社は分類は違うことが窺えると思う

こっちは秋宮
こっちが春宮
これは上社の前宮の本殿。下社とは全然違うことがわかる。


あといろいろ面白かったところとしては温泉の手水舎があったところだな

こいつめっちゃ手洗ってくださいドラゴンの顔しといて、でら熱い温泉がジョボジョボ出ているのが実態なので、一般参拝客に対するトラップとして機能しているのがずるい。
かくいうおれも騙された。
想像の5倍くらい熱いので、お試しあれ。


あとは、まあやっぱオタクがいっぱいいたのも嬉しいですよね

絵馬コーナーには東方のイラストが書いてある絵馬がいっぱいあった。
おれも絵馬描きたかったけど、まあ家族いたし、時間がなかったのでやめた。
今おれ東方キャラのこと描けるかな。不安になってきた。

逃げ若のポスターもしっかり貼られていた
鎌倉幕府が滅んでから北条時行は諏訪に逃げ込んだため、ここには北条時行が(一時的に)住んでいたということなんだろう
しばらくアニメも諏訪での話が続くから、逃げ若ファンは暇があったら諏訪大社に訪れてみそ

ほんのり繋がりを感じる看板もあった


・総評として、めちゃくちゃ面白かった。
今まで培ってきた知識が、体験として還元される感覚が本当に楽しかったと思う。
最初はまあオタク的な入り口ではあったが、それでもやっぱおれは神社とか日本の文化がすごい好きだったんだな、と改めて感じた、そういう1日でござんした。

家族との兼ね合いもあって、100%楽しめたかというと微妙なので、今度は一人でまた来て、よりディープに楽しみたいと思う。
そん時は絵馬も奉納できたらいいな。



・昼飯に食ったうまい蕎麦も共有
長野といえば、蕎麦!



・明日も旅行はあるので、ここいらで失礼。


じゃーーねーー

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