田中摩美々さんに捧げる詩

・最近の近況報告


・TRPGをやった

今回はキーパー側でやった
キーパー、マジで大変だ
プレイヤー(探索者)が、自分やシナリオの想定でない動きをするのが、面白くもあり、難しくもあるところだと感じる

今回のシナリオは密室っぽいクローズドシナリオだったのだけど、遊んでいるみんなが外に出ようと行動してしまったので
シナリオ上違和感なく彼らを密室の謎解きや探索に誘導するのが大変だった

でも、やっぱり想定されていない動きというのはかなり面白く、その意識外からの働きかけによって面白いRPになっていって、みんなのやりたいことが積み重なって面白いストーリーになったのがとても良いなと思った

とかく、KPは大変だった。次やるならPL側にいきたい。

別の知り合いからマダミスも誘われたんだけど、今回は少し忙しかったので見送ってしまった
マダミス、まだやったことないからやってみたいな。



・お盆。
みんな、実家に帰省したりはしているかな?

おれは帰省して実家でぐーたらやっとるわけですがね
でもやっぱしんどい。
お墓参りとか、家族で集まってご飯食べるとか。
はっきり言ってしまうと、全然面白くない。
しかし、それは大事なことなんだよなとも思う
自分が死んだ時、誰にもお参りされなかったらちょっとやっぱ寂しい。そういうくせに自分だけお参りしないっていうのは虫のいい話だと思うし

おれは結構伝統を重んじているところがあって
例えば初詣とかも最近は行かない人も増えているようだけど
おれは行かないとな、って思う。
行きたい、ではなく、行かないとなっていう気持ちなのはわかりますか?
日本の文化とか昔から好きだった。宗教や文化人類学とか民俗学について詳しく調べたりしていた時期もあった(今も好き)
そういうのを触れた上で、それを守るのはおれたちだな、っていう当事者意識が芽生えているというかなんというか
すごい勝手な話なんですけどね

だから、お金かかるし疲れるし時間もかかるけど帰省せざるを得ない
祖父母もおれのこと待っている


そういう点では、今年の夏もちょいちょい言及があったが(そしておれは前から結構感じていたが)
コミケというものはすごいなと思う

わかる!いや、みんな東京にばっか住んでるからなのか?とか思うけど
にしてもコミケってお盆とお正月という、かなり大胆な時期に開催するよなと思う
これがもし3月とか11月にやっていたら、なんかだいぶいいイベントになると思うんだけどな。
熱中症とかもあるしさ。

でもやっぱ保守的な人からすると「コミケは盆と正月!これは古事記の頃からそうであった!」っていう怒りになるんだろうか
そんなの捨てればいいのにな、って思うけど
上で自分が語った、伝統を重んじる気持ちがあることをふまえると、そういう人たちのことを蔑ろにもできない気もしている


ままならないね。(篠澤広)



・そういうお盆による圧力もあって、なんか自由(フリーダム)になりたかった
だから、夜に一人でチャリを漕いで、夜の街をカメラに収めたくなった。

チャリを漕ぐ。
つ、つらい。
こんなにも、苦労して自分の加えた力が、前に進む力に変換されないことがあるのか?
そういえば、チャリに乗るのは1年ぶりくらいかもしれない
いくら昼より涼しいとはいえ、かなりじっとりと汗ばんでいた

自分が高校の時、毎日通っていた道を通ってみる
懐かしい
ここにこの店があって、ここの信号はなんか絶対引っかかって、ここらへんは秋になると銀杏でかなり臭くなるとかね
そういう、当時はどうでも良かったことが鮮明に蘇ってくる。
おれも色々変わってしまったが、この町の本質的なところって変わってないなぁと、しんみりしてしまった。おれが岐阜という土地を離れても、岐阜ではおれがいなくなっても何も変わらず、そこにはただ日常が流れていくという事実。なんだか生きる気力になる


以下、チャリを漕ぎつつ考えたことをピックしておく

・スーパーマーケットって絶対ちいちゃいクリーニング屋さんが外に店を構えているが、あれはなんなんだ?三店方式的な奴なのか?
あと店の形が家みたいになってるのも、何?

・やよい軒、子供の頃、すげえ嫌いだったな。
こう、和食の定食屋さんというもののときめかなさってすごいあるよな。子供にとっては。
妹が小さい頃、やよい軒に行きたくない大駄々をこねていて、おれは「どこでもいいから飯食おうや」と思っていたが、妹の反発する理由も今ならわかる

・ココス。このココスはおれが誕生日に行っていたココスだ。おそらく20年以上前からある店だ。当時のおれはドラえもんが好きで、ほっともっともココスも好きであった。今はココスにはドラえもんはいないが、おれはココスといえばドラえもんなのであった
誕生日にココスに行くと、お店の人が鈴を鳴らしながら、プレートに「sirasuくん、誕生日おめでとう!」と書いてあるケーキを持ってきてくれたんだった。おれはシャイだったから、嬉しくもあり、恥ずかしくもあったのをよく覚えている

・夜の業スー、映画ミストのスーパーすぎてすごい。
ミスト、すげえ映画だったな

・おれがよく通ってた塾だ。
塾、今振り返るとマジで意味なかったな。あんなのに高い金を払うならば、みんなで美味いものを食ってた方が何倍もマシだ
し、結局勉強するかどうかって環境とかじゃなくて本人次第なんだよな。そういう意味で、怠惰なおれに塾は向いていなかった。
おれも子供ができたら勉強を頑張ってほしいと思って塾に入れたりするのかしら。

そして夜の岐阜に着く。
今回来たのはほかでもなく、柳ヶ瀬商店街に行くことだった。
柳ヶ瀬商店街、すごいシャッター商店街で、なんかテレビでは日本一シャッター率が高いとかどうとか言っていた。
実際岐阜の顔である岐阜駅を降り立った目の前にはでっけーシャッター街があって、観光も魅力もクソもないなと思う
あそこを再生、有効活用するために岐阜市側もなんかやってるんだろうけど、別になんも変わってないな、というのが地元民の感想だ

話が逸れた。
ただまあ、シャッター街とは言いつつ何度か行ったことがあるが、あの人のいなさってやっぱいいし、あそこだけ昭和にまだ取り残されたような寂しさがある。
そういう意味で、今回はカメラを持ってきているので、そこを収めようと思ったわけである。

かなり良いと思う
リミナルスペースとか、そういう感じ。
誰もいない夜の街に過去に栄えていた気配がある
美しいなと思う
最近廃墟とかがかなり好きで、こういう終わってしまった建物のことに思いを馳せている時間がとても心地よいなと思う
ここでもやはり、自分の最近の命題である「人の気配」というものを考えざるを得ない


・しかし、夜の街は怖い
そこの陰からニュッと人が出てきて、なんかされるかもしれないという恐怖がずっとある
実際商店街の終わりの方はかなり治安が終わっていて、キャバクラとか風俗ばっかだった
ただの一般人が写真を撮るためにうろうろしていて、冷やかしと言って難癖つけられても多分あのおれにはどうすることもできなかった

夜の街は怖いので、夜遊びもほどほどにね

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