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振り返って初めて気づくこと

夏の暑さも忘れたころには紅葉が始まり、過ごしやすい季節がやってきた。いま考えてみればあれが秋だったのかもしれない。異常気象に惑わされて大量発生した雪虫も一匹残らずどこかへ消えていって、初雪が降った。冬はもう始まったのかもしれない。
早く過ぎてくれと願った一日や、あっという間に過ぎた一日があったけれど、俯瞰してみれば一瞬だった。いままでもそうだったけど、特にこの期間では自分を成長させられた実感が持てた。

noteを始めたぐらいから、自分を成長させることを意識するようになった。同年代と自分を比べたときに、自分には未熟である部分が多すぎると思ったから。自分に足りないと思ったものは、生活面のことや精神面において、自立をすること。
同級生の話題や言葉の端々が私の日常や価値観とは離れていた。だからこのまま自分の殻の中で生きて、そこにあるものだけが当たり前だと思い込んでしまうようにはなりたくないと思った。
自分のなりたい姿を思い浮かべて、それに近づこうとした。

生活リズムを整えるとか、自分の意見を持つとか、間違ったことをしたり誰かに親切にしてもらったら素直な気持ちを伝えたり、受け身でなく能動的にコミュニケーションをとるとか、そういうことを意識した。

失敗したりうまくいかないとき、ここには弱音を書いた。弱音は私が成長しようとすることをやめない限りは尽きないものだと思う。
完全に会得したものはまだ少ないけど、成長できた実感がある。

いい感じに自分を甘やかすことも覚えられた。甘やかすほどの頑張りをしていないからと避けてきたけど、小さなゴールでもいいからなにか成果を出して、こまめに自分を褒めてあげることも大切かもしれない。
自分の意見を持つということは、まだまだ達成できないかもしれない。時々人から「そうじゃなくてこうじゃない?」と言われてから初めて自分の意見があまり正しくない、合理的でないと気がつくことがある。

季節も自己の成長も、1日を切り取ると違いが感じられないけど、一定の期間が過ぎたときに俯瞰してようやく気づくものだと思う。

進路活動も進まなくて悩んでいたけど、向き合って、ほんのちょっと出口が見えてきた。どうしようどうしようと頭を抱える日もあれば、どうにかなる、どうにでもなると思える日もある。寒い冬もきっと乗り越えられる。ここまで来られたなら、きっと頑張れる。