見出し画像

流行りに乗るのは10年の時代遅れ

こんにちは、しいなです。

今回は、"流行りに乗る"ということは、時代の最先端に位置することを意味しているのか、についてお話ししようと思います。

結論から伝えると、否、だと思います。それはなぜか。

昨今、これが今後の社会のスタンダードだ、と言われるものの一つにSDGsがあります。名だたる企業のトップが、カラフルなドーナツ型のバッジをつけているのを見ることはありませんか?会社員や就活生ならば、会社HPに、我が社はSDGsのこの項目に取り組んでいます、と大体的に書かれているのを見たことがあると思います。

じゃあ、例によって、日本のこの流行は他国と比べて1,2年遅れているといいたいのか、と思うかもしれません。勿論それもあります。

しかし、実際は少なく見積もって、数年のタイムラグがあるのです。

画像1

ご存じの方もいるかもしれませんが、そもそもSDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されたことから始まりました。

2015年とは、選挙権年齢の20歳から18歳への引き下げが成立した年ですね。他には、北陸新幹線の開通もありました。しかし、当時SDGsを意識した人はどれほどいたでしょうか?

そして、先ほど少なく見積もって数年のタイムラグと言いましたが、タイトルと違うじゃないかと思いますよね。

そうなんです。実際は数年どころのタイムラグではありません。SDGsは2012年、リオデジャネイロで開催された国連持続可能な開発会議(リオ+20)で議論が始まりました。

今から9年も前から世界規模の会議では議題に上がっていたのです。

画像2

これが今回私が伝えたかったことです。流行りになっているから乗り遅れないようにしよう、としていること自体が時代遅れなのです。

そもそも、"流行り"というのは文字通り"流れて行く"、ですから、長くても数年でなくなってしまうものです。年末恒例の流行語大賞も、翌年の年末まで残っているものは一体どれだけあるでしょうか。

もし、あなたが時代の流れに乗りたいのならば、今後世界の潮流を作り出す世界会議に目を向けるべきです。その内容が、各国の政策に活かされ、さらに政策による促進や規制を受けた企業行動によって、消費者である私たちに影響を及ぼすのです。

オーストラリアにの地下水には、雨水が川に届くまで、なんと長いもので100万年とどまっているものもあるそうです。蛇口をひねったら生まれるものではない。源から手元に届くまで、計り知れない背景があり年月がかかっている。

これが、今私たちが目の当たりにしている流行の正体です。

このように話している今も、10年後、100年後の潮流を作り出す取り組みが始まっているはずです。

そう考えてみたら少しわくわくしませんか?

ここまで読んでくださりありがとうございました。いいね、をいただけると励みになります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?