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アルバムの最後の曲

アルバムの最後の曲は海の曲でした。

前前回の『どこからが"できる"?』の続きのような話。
https://note.com/preview/n9774d5d0466e?prev_access_key=ea3fe3a83ba5a3fa9947e165d7450543

その人は、あるバンドのファンだった、と言った。
ファンを公言するあまり、メンバーの名前で呼ばれる程だったと。

私も堂々と"ファン"を名乗る程ではないものの、そのバンドは大好きだった。
自分程度がファンを名乗るのはおこがましい、と当時から思っていた気がする。

解散してソロ活動している今でも憧れの存在。

私『単行本出た時買いました?』

その人『本?本なんて出してたんだ!』

おっと、意図せずマウンティングになってし
まった。

私『ファンって言っても、CD聴いてる人もいれば、写真眺めてる人、コピーバンド組む人、ツアー遠征しちゃう人もいるじゃないですか。応援の仕方って色々ですけど、どんな感じのファンだったんですか?』

その人『CD聞いてましたねー。』

私『そうなんですね。

●●のアルバムの最後の▲▲って曲あるじゃないですか。私、あの曲がすごく好きで。』

その人『………?』

その人から出てくるのは、お茶の間に浸透したヒット曲ばかりだった。

基準てそれぞれだなと思った話。
曲聴いて好きだなと思ったら、もうファンでいいのかもね。
幸せになれる考え方の方が正解だ。
ていうかどっちも正解なんだ。

ただその人から
遠回しでありながら分かりやすく好意を伝えられた時は
『この人の"好き"って大した事ないんだよなぁ…』
って思ったりは、した。




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