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雰囲気別に谷山浩子さんの好きな曲の話をしていい?するね

※ヘッダー画像はこの前作った羊毛フェルトです。全然関係ないんですが顔がとても怖くなったので貼りました。

前置きをするのすらまどろっこしいくらい谷山浩子さんの曲が好きでしてね、ついついこの人の琴線に引っかかりそうだなって曲をおすすめしたくなっちゃうのでね、いっそ雰囲気別に好きな曲まとめちゃうかと記事を書きます。
やさしくて柔らかい感じの女性ボーカル声が好きで、なおかつ不思議系世界観が好きな人には是非おすすめしていきたい人生でした。

あとは物寂しい恋や寂しい関係が好きな人にも。私は推しカプに投影して何度も情緒不安定になる思春期を過ごしたので、そういう楽しみ方もアリだと思います。

そんなわけで10曲挙げて、視聴できるものはamazonの収録CD商品アドレス貼っておきます。
曲の紹介文(要約)は自己解釈も多く含まれるから注意。

○○ミーツ●●系
キャンディーヌ
もう何もかもがビッグ。誰より巨大な俺の彼女キャンディーヌと7123年前からずっとラブラブだぜって曲なんですけど、星を食べて笑っているキャンディーヌめっちゃかわいいやろってノロケもどんどん出てくる。
しかし本当にかわいいから終始和んでしまうわけです。やるなキャンディーヌ。
あと出てくる数字の規模がどれもでかくて、心の中の小学生が騒ぐ騒ぐ。
昔は100万円が手元にあれば無敵だと思いませんでした?もうそのノリででかい数字が出てくる。強い!
音的に好きなのはエレクトーンの前奏。とにかくポップでかわいい!うきうきするやつ。

SAKANA-GIRL
魚ミーツ男。男の人が開かれて塩にまみれたお魚に、恋しい女を夢想する的な曲。もしくは4分半のめちゃくちゃ壮大な焼き魚クッキング。
「ゆっくり焦げ目をつけ焼いてあげよう」と言われると「おお~お願いしよっかな」的な気分にさせられてしまうから、これが攻め力か……と想う。デキる人の言う事はやっぱり違うな……
男性ボーカルも入っているからか、同じメロディーが続くのに登場人物の感情の昂りが伝わってくるところが好き。

嫌いなやつをドーーン系
満月ポトフー
気に食わねえやつに媚を売る必要なんてねえ、まとめて鍋にブチ込めば肉は肉だからなって曲。仕事で無茶な事言われた時とかどんどん聞いていきたい。ガンガンにかけていきたい。
この歌の主人公の子は「あたし自分がこわくない」と繰り返すんですが、そこが潔さの塊でとにかく良い……
曲調は全体的に陽気な感じだからか、声が低くなる部分との差が好き。主人公の子の怖さが出てる。怖くないって言ってるけど。

穀物の雨が降る
人の力ではどうしようもない世界滅亡モノ。穀物の雨なんてたいした規模じゃないように聞こえるけど「電車はぜんぶ止まった」からの「ヒトも息をしなくなる」でゾッとさせてくる。
これを嫌いなやつドーーン系に入れたのは、外の人間に憎しみを持っている人が「これで自由に歩ける!」と喜んでいる描写が核心部分に入ってくるからです。
自分も死ぬであろうに、一瞬だけでも喜んでる人間がいる描写で曲の空気が一気に変わってる感じ。

昔には戻れない系
猫の森には帰れない
好きな人の傍にいる事はふるさとを離れること、と言わんばかりのちょっぴりもの悲しい曲。
「ねこの森」なんてかわいい言葉で濁しているのに「帰る道なんて覚えてない」「なくした夢はもどらない」なんて表現しちゃうから、余計にえぐい。
なのに谷山浩子さんの曲の中でもかなり弾んだ歌声だと思う。好き。

ROLLING DOWN
大人になって毎日を送る人に、もう甘えても、休んでもいいんだよと呼びかける曲。
……というと、ただのやさしさだけで済めばいいけれど「だからもう足が動かない」「足がとてもとても細いので長くは歩けない」主人公はお母さんらしき人物にでろでろに甘やかされて不吉な予感。オチは君の目で見てくれ!(ファミ通の攻略本)
後半に行くにつれROLLING DOWN...の繰り返しに楽しげなエコーが入るところが好き。どんどん主人公がハイになって思考放棄してる感じが出ている気がする。

夢想・空想系
意味なしアリス
アリスモチーフを持ち出してくるっていうのがそもそもずるいな……と思うくらい出来過ぎた空想系の曲。
これからどうなるんだ?と思わせておいて、期待を裏切りまくるアリスに笑ってしまう。やる気がないから、芋虫さんに置いていかれても2100万年くらいボヤ~ッとしてたりする。
キャンディーヌでも言ったんですけど数字がインフレしまくってるのも良いです。フリーザ様の戦闘力なんて目じゃない!
また最後、淡々と種明かしをする系の曲でもあるので、初めて聞く時がとても楽しいです。オチは君の目で見てくれ!(2回目)

恋するニワトリ
生きたニワトリが鉄製の風見ドリを好きになっちゃう、終始切ない気持ちを歌ってる曲。ただ風でくるくる回ってるだけなのに「こっちを向いてる!」ってはしゃいでしまうニワトリがめっちゃかわいいです。完全に妄想。
特に風見ドリを想ってたった一匹で夢精卵を生むニワトリは必見。あまりに悲しくて情緒不安定な時に聞くと泣く。
あとは言葉遊び部分の耳に気持ちよさが素晴らしいです。ココココココココココココって繰り返してるだけなのに不思議だ。

変質者・不審者が出る系
手品師の心臓
この曲を紹介したいがばかりに妙なカテゴリを作ってしまった……兎にも角にも変質者が出ます。
具体的にどんな感じの事をする変質者かというと、
①いたいけな子どもに自分の心臓をいきなり見せます ←?
②心臓を触らせるどころか抱く事を強要します ←??
③抱かせた後は口に入れさせます ←???????
やっぱり分からないです。こんな変質者、どうやって注意喚起すればいいのかも分からないです。
でも何度聞いてもわけが分からなくなれるから好きです。何度も聞いたら分かったつもりになるから、ここまでよく分からないって凄くないですか?

まもるくん
変質者なのか不審者すらも分からないけれど、不審なのは確かだからこのカテゴリに入れます……
「まもるくん」なる人物が壁から生えたり、屋根から生えたり、空から生えて地表をくまなく埋めてる「本気で言ってます?」感のある曲です。
そんな様子で人はふつうに生活してるの!?と狼狽えるんですけど、歌の中では皆「みないふり」をしているとされており、谷山浩子さんワールドでの人間のスルー力が本当にすごい。それとも日本人の気質なんだろうか。
また、曲自体の歌詞にも「まもるくん」がもう、それはそれは特盛で出てくるんですけど、曲が後半になればなるほど「マモルクン~↑」とかわいい声のハモりがついてきてお得な気分になれます。
「ミナイフリ~↑」の声も妖精さんみたいでかわいい!


うーん、まだ好きなカテゴリも曲も書きたいもの沢山あるんですが切ります。
次はホラー話系の曲とかもまとめたいな。

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