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小分けのきたい


有名税を騙って美しい生き様を蹴落とす人が嫌い、名に恥じぬ覚悟を持ちえずに味を占める人が嫌い。嫌いな個人はあんまりいないけど、嫌いな生き様は死ぬ程死なずにのさばってる。匂穢とか苦手とか、排他的な差別区別をする人も嫌い。嫌いで溢れてそうな人生っツラしてるけど嫌いな食べ物はないし嫌いな街も大して…季節は夏しか愛せないんだった。嫌いって愛の裏っ返しだから なんて言われて嫌いを臆せずに謳歌できる人が羨ましい。
喉の奥に絡まるワイヤー、肋骨を締め上げるリボン、彈かれたワセリンにはなんちゃって精油を混ぜている、生命を握らずに運命線から落っこちている 私と私 東京湾には生かされたプランクトンが赤く干上がって、深く深く真っ青な夢に逆さまに暮れている 潰れた林檎、セラミックでできた神様、たがいの正義が混ざり合ってBが駆落ちた 私の裏側暴かないでなんて抱える十字架なんてなくて秘密の捏造をする。欺瞞の幸甚も慈しみ深き残忍も紙一重 胎の元に産まれることのできなかった子供達は怯えているのか泣いているのかわからない顔で殴られている なんて幸せそうな日々。毎日変貌がせめぎ合って、甘える事の苦手なまま、スキームされた防波堤の前で、華奢なんて強がってるのでしょう。夜に爪を切ると縁起が悪いから、夜は爪を剥ぐようにしてる。神様になる為に生かされているから、神様だって忘れているのね。パンを抱えた少女を抱きしめて/捕えて微笑む大人共よ、憐れむがいい、消費すればいい、好きなだけ玩具にすればいい、それを望んでいるなら。
怜悧であれば表現なんてしないなんて言われたら私がここで生きて息吸ってキスしてた意味なくなっちゃう 愚かで良い訳ないけど、私だけのものなんて最初からないのだけど。あの時死ななくて良かったねなんて私の大切を壊したお前には1番言われたくない


何度熱を浴びても、何度息を継いでも、いつだって私には引き際を見失った梅雨の湿度がこびりついている気がする。趣味が悪いことに気づける人は、趣味が悪い世界に身を置いた経験があるから気づくのだ、努力も才能も実力も全部が浮遊してグチャ混ぜにしてその内臓のドロドロを吐きダコだらけの指でひっ掻き出してはじめて美しいと気づくなんて見る目ないよ、お前。ひりひりした真情が口をすべる、純朴さに尊いを重ねられたら敵いっこない で甘んじられるほど見切り癖もない 魂を売った表現を疑って睨む 私には裏切らない〇〇があるから、最悪の福祉なんて脳味噌溶けたら全部分かんなくなっちゃうんだ。白む空を見上げて、黒い翼を引きちぎる、世界から守ってくれていたことも忘れて。 少年がキャンバスを背負って鯨を探している 暁と夕方を取り違えて、夢にはいつも君がいる



最近好んで聴いてる音楽、10代に向けた歌ばっか!別に10代に後草れも後悔もないのにマジで私成長してないわねなんて思ったけど、強いて言うならタイムカプセル埋め忘れたな〜。正確にはタイムカプセルは作ったけど埋めてもらえなかった、良い子じゃなかったから。そんなん作らなくても忘れないのにね
本当は見えない部分が全てなのに、魂とか思想って難しいから、言葉にしたことだけが本物になれて、更に荒削りされた一己が浮浪している
奥歯を食いしばりすぎてストレス過多っていうけど食いしばってない人の方が少なくない?って感じ、だったら全然頑張れてないしそれってあたしだけじゃないし、筋弛緩剤を飲んで、ピル飲んで、鎮痛剤飲んで、毎日そんなんの繰り返し。解熱する程の実力も発揮できないまま萎んでしまう。
いつだってあたしだけがドロップアウトしてて、そんなんどこにいたって異質で特別。ヤバいとヘンの違いってなんなんだろ、とかしょーもないこと考えて、必要無くなった深紅のリップと、都合のいい張ってない遮断膜。98点のテストも、かすんだ雨粒も、もう要らない


街も匂いも違う同じ地球で、流した動画とチューンが輪郭を辿る。生き延びる術なんてそれしか知らなかった。靴下を脱ぐ脱がない論争とか、イチゴを先に食べるかとっておくかとか、宿題早くやるかギリギリに追い込むか、とか。キルフェボンのケーキもサマンサのカバンも一面のLEDもマジでいらなかった ただガキ如きに幸せを盲信してしまって憐れだなって感じです。もう20数年生きてきて、誰にも言えないような秘密がない人生の方がおかしい。残虐性も、耽溺も、言うなれば隠して仕舞えば等しく人格者になるわけで。恋のような俯瞰のような視線に身を捩ろいで逃げ場もない。イノセントって純白ってわけでもなさそうで、だから白い服を着てる自分が好き。
きっと奴に殺される事を祈ってるのだろう、正に命懸けの博打なわけで、舌に刃を這わせて、踊る足には2足目の黒い靴を、サクサクのカヌレもトロトロのビスケットもありもしない。喜劇を望んで悲劇に身を落とす処世術と、世渡りを忘れた道化師が理に反した海を作り損ねたみたいね。
まともだったら出会えなかった美しさも醜さも兼ね備えて、星すらもお金がなければ光らない東京、言いたいことはフィルターを交えなければ壊してしまうから、枕の裏の写真が黴びている。真っ白なシャツに真っ白な包帯を巻きつけて、急発車した列車がアルタイルに衝突する。きらきらと鉄屑が舞って、廃墟の片隅の病院に産声があがる。鳥の首はもがれて、私の足はひび割れて、器量のない愚か者、生産性のない自由。銀貨一枚で比較も区別も曖昧になりたい、育て方間違えてごめんね、苦しみも傷も終わり良くしてデリートなんて上手くいかないでしょう、更に私である故は。


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なにもない街を飛び出して誰も知らない街に辿り着きました。全てが線で繋がっているはずの世界で点と点が歪に輝き消える瞬きまでまだ辿り着けずにゴミは散乱軽トラが転がってばっちいおめかしと雑菌だらけの暇潰し。居場所のない街を求めてる人、結構いるって思ってた。夢も希望もなくても走り続けることを許される、なんにも背負わないままキスして初めて分かってしまった。そんな下らないの繰り返しが爪先を塗り潰す偏光だったりする。気紛れに取得した免許を取り出すタイミングなんてまあなくて、これだけは譲れなかったコレなんて他人には忘れられてることの方が多いし。やっぱり高慢さが悪いのかなって落ち込んで、撞着も蒼惶も嫌いになれずに眩んだ先に指を翳すと東の果てにて一人ぼっちで泣き笑っている。抱きしめた腕はからっぽ、水光は平穏に褪せる。夢を売って春を捨てる事、春を売って夢を見ない事、秋だから目を伏せていられるのかしら。アブしか好まない安っぽさに眉を顰める。全てを知った顔できっと同じ時間に違う価値を経験していて、どうして許してしまうのでしょう。

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