Aの告白-6

催眠剤の入ったワインを飲ませてほどなくみすずは眠気を催したので、ベッドの上に寝かせた。すぐに高いびきをかき始めたためにすかさず両手に手錠をかけた。ワインに入れた催眠剤は麻酔導入に使うものなので、30分で効果が切れてしまう。意識が戻る前に完遂させなければならなかった。そのため事前に救急室にあった人体模型相手にネットの画像を見ながら何回か縛ってみた。プラスチックでは縄が滑ってしまいやりにくかったが、人体では縄が食い込むので意外に順調に菱縄縛りが出来た。そのまま覚醒するのを待った。

被験者が目を覚ましたようだ。ごそごそと動き始めたかと思うと異変に気が付いたらしく唸り声を上げた。手錠は陰部付近で固定されてあるので、もがけばもがくほど縄が陰部に食い込み擦れるのだ。苦悶の表情…しかし間もなく苦しみが快感に変わっていく様をつぶさに観察した。みすずは指を入れてくださいと慟哭したが私は容赦なく極太のバイブを突っ込んでやった。

シーツに飛び散った血痕を見てちとやり過ぎたかしらと思ったので、優しく声をかけた。

「はじめてだったんだね、ごめん」

汚れてしまったシーツを剥がし、みすずの体を包むとその上から愛撫した。みすずは恍惚の表情を浮かべていた。敏感な部分をやさしくシーツの上から擦っていくと血液に混じって愛液も流れ出していた。シーツを剥がしてみすずの体にある無数の切創の傷痕を舐める。思った通り痛めつけた後は感度が上がるようだ。体が反り返り腰を動かしている。

「自分でしていい?恥ずかしいところを見られたいの」

みすずは自身を擦り始めた。もはや羞恥の感情もなくなったかのように自らの行為に没頭していた。

「これが欲しかったんだね」

私はみすずの源泉に指を入れると鄒壁の締め付けを感じた。そのまま指の腹を前方に、喘ぎ声に合わせるかのように上下させるとほどなくみすずは短い悲鳴をあげて動かなくなった。鞭打った後に患部をやさしく撫でられることを繰り返すと鞭を見ただけで涎が流れると言っていたM男を思い出した。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?