低中所得者向け:資産運用、の前にやること。②

 おはようございます。紫桜です。

 前回の記事ですが、noteデビューしたてにも関わらずたくさんの方にお読み頂いているようで本当にありがとうございます。皆様の資産形成の一時になって頂ければ幸いです。

 ちなみに前の記事はこちらです。→資産運用、の前にやること。①

 さて、前回ざっくりと家計の中でいくらが投資可能な額かをなるべく頭を使わずに出す方法をお伝えしました。納得いかねぇ!となって厳密な計算をしてもOK(したほうがより自分への理解が深まりますので)ですが、結果、

「今、家計実は赤字だったんだ……」

 となっている方もいらっしゃるかと思います。
 しかし、それはそれで良いかと思うのです。何といっても「その赤字である状態が自分で把握できている」ということ自体が重要ですので。意外と漫然と日々を生きている方々はそこから曖昧なことが多いのです。何か知らんけど毎日の給料が無くなってる、とかですね。


 今回はそのマイナス部分を少し解析する材料をお伝えして、どういう風な解消方法がありますよ、というのをお伝えしまして。それでプラスに好転するかを考えながら一緒に家計を、まずはざっくりと分析してみましょう。
 後日細かい数字のほうをやっていこうかなーと思います。




1:毎月引き落としの、大きな金額の物を見つけましょう。


 いわゆる固定費というやつです。こちらが削れれば正直な話「何もしなくても何も考えなくても毎月節約になる」というものなので、出来ればこちらから手を付けたほうが後が楽な印象があります。

 中でも手が付けやすいのは通信費、スマホ代などがよく言われていますね。通信費は格安SIM系統のことが良く言われており私もそちらは不勉強ですので他の方の記事に譲りますが、私の場合は「水道光熱費その他の一括払いでポイントを貯めてその分安くする」ということをしております。
 簡単に言えば、キャリアが提供しているものに電気や通信を全て乗り換え、ポイント還元分の割引で安くしているという感じですね。
 私の場合は通信キャリアがauですので、auでんきやau傘下のインターネットプロバイダで統一してクレジットカード一括払いを選択しています。半年で6,000~12,000ポイント(この辺は空調の使用料で大きく変動してます)になるので月1,000~2,000円は安くなってますでしょうか……?
 半年に1回の操作だけでこれだけ安くなるならまぁ良いのではないでしょうか。最近は囲い込みを意識してか色々な乗り換えキャンペーンなどもあるようですので、その辺りを上手く活用して長く使える削減をすると良いかと思います。

 あと通信費の話が出たのでついでなのですが、GB数が気になる方はルーターを買いましょう。無線可のものが良いですね。自宅ではWi-Fiで繋げば概ね削れるかと思います。安いのであれば4,000円くらいまで下がってますかね?
それで毎月のギガ数契約を1段階落とせればまぁまぁな節約になりますよ。
 ……ここをご覧の方は知識がありそうですので釈迦に説法かもしれません。多分。

 他にも固定的な契約がある方はこの際に見直して不要であれば解約してもいかもしれません。ウォーターサーバーとか契約してる人いるんでしょうか?
 解約するときは解約金と残り期間で掛かる金額のバランスを見てから考えましょう。確かに投資は早い方が良いですが、貯金をお考えの方はトータルで掛かる金額が少ないほうが安心するかと思います。


2:外食、中食は最低限に控えましょう、ということ。


 正直、これが一番大きいのではないかなーと思います。
 そもそも外食や中食ですが、基本的に自炊という手間を外注していることになるため外注費が含まれていることを念頭として置いてください。
 私は理由あって親族を扶養しているのですが、うち1名は家事が可能です。このため基本的には外食や中食とは縁遠くかなりの節約になっております。具体的には3名で住んでいて月40,000程度でしょうか?1人1食445円くらいでしょうか。ざっくりですが。

 昨今のコンビニでこの金額で購入できるのはせいぜいおにぎり2つ+αくらいではないでしょうか?それほどコストパフォーマンスが悪いのです。運送料や工場で作っている人たちの人件費が上乗せされているから当然ですね。況や外食をや。

 ですので、これは特にお父様だけが働いているご家庭にあるかもしれない、いや今はもうそういう考えの人は少ないと信じたいのですが、
 「家事だけやっている人間は家計に何も貢献していない」
 と言っている方々にはぜひ鉄槌を落としてあげてください。専業主婦、専業主夫も立派なお仕事ですよ?

 一番お手軽なのはパスタですね。というか料理が出来なかった私もパスタを茹でることから始めました。初めは塩を入れたりパスタを茹でた後にオリーブオイルを絡ませることすら知らず団子パスタに良くなっていたものですが、最近は和風パスタやガレットをを作ったりとレパートリーを増やしています。
 何分理科の知識も料理の知識もなかったため親族から教えてもらいながらでしたので、慣れるまでに多分3年くらいかかりましたが今でも休みの日は節約レシピで楽しんでもらえたりしています。趣味にもなるしオススメ。
 そのうち私の節約レシピも載せましょうかね……?

 お仕事をされている方はついつい中食に走りがちですが、うまいやり方を考えていきましょう。休みの日にご飯を一気に炊いて冷凍もオススメですよ。あと冷凍野菜とか買って朝お弁当に詰めて持って行くとか。

 あ、後述にも繋がりますが栄養のバランスも考えてくださいね。お野菜をたくさん摂るとか、水分もしっかり摂るとか。月並みではありますが。


3:健康に生きましょう、病院のお金を減らしましょう、ということ。


 2とも関係するのですが、どうしても生きていくうえで健康は切っても切り離せません。かくいう私もうつ病を何度も寛解→発症を繰り返しておりまして、働けない時は本当に働けません。つらい。
 とはいえ理想だけではご飯は食べれませんので働く必要があるのですが、例えば上で「食費削るぞ!毎日40円の豚骨インスタントラーメンだ!」とやっていたら間違いなく後でえぐい量の医療費がかかります。高脂血症とかですかね多分。内科関連はあまり詳しくないので。整形外科なら分かるのですが……。

 というわけで、先天性・後天性の持病や長く付き合うべき病気については別としてなるべく防げる病気は防ぎましょうね、というお話になります。
 最近は社会保険料も値上げの傾向にありますし、診療報酬も見直しが定期的に行われております。湿布の処方上限云々などもありましたね。基本的に高齢者が増えていくので診療報酬や社会保険料は増大傾向にあると考えて良いかと思います、ということは窓口負担がいくら3割でも増えていくと。
 特に大病院に紹介状無しで救急以外でかかる場合は選定療養費として5,000円がもう義務付けになっていたのでしたっけ?
 とにかく医療費は増える、を前提に予防していた方が良いかと思います。そのために上で栄養バランスを、と記載しました。栄養はとっても大事です。
 最近ですとカット野菜などは割とお手軽にそれなりの量摂れますので良いですね。あとは月並みですが運動したりとかでしょうか。私は最近ご無沙汰ですが……。

 また、持病や長く付き合う病気についても国から補助が出たりします。補助というより窓口負担軽減ですね。公費負担とも言います。
 先述の通り私はうつ病診断をされていますが、自立支援制度というものを使って窓口負担1割、1ヶ月最大5,000円の負担となっており大変家計に助かっております。
 他にも急な入院の際の高額療養費制度など医療について使える制度がありますので、この辺りを併用して健康的な生活を送りましょう。こちらも以前医事課でお仕事をした経験から記事にしてみようかと思います。


4:自分の満足することや金額を知りましょう、ということ。


 次は恐らく人によって差が出ているであろう、遊興費についてです。
 こればかりはちょっと人によりますのでどれがどう、と細かくは突っ込めないのですが……。
 お金を貯める、投資に回す、というのであれば当然ながらコスパの良い趣味を持っている方が良いかと思います。それが副業などに繋がれば最適ですね。
 私は副業とまでにはまだ行っておりませんが、先の記事で書いた通りライバーとしての活動を行っております。イラストの依頼などで赤字ではあるのですが、ギャンブルや旅行に比べればお金もかかりませんし、他の方とお話もできたりで良い趣味かなと思っています。
 

 で、ここで大事なのは、自分が何をすることがストレス解消になるか?ということです。合わせて、ストレス解消ができるとき、自分は何によって(どの行動によって、とか、行動によって引き起こされたどのカタルシスによって、とか)満たされているか?を考えてみましょう。
 特に買い物依存、ギャンブル依存の場合はかなり注意が必要です。場合によっては病気と診断されることもありますので治療優先がベターかと思います。お金を使うことがストレス解消というのは恐らく他で満たされていないことかと思うので……。

 自分の内面に向き合うというのも、大事だと思います。ええ。
 あ、遊興費は大体感覚ですが手取りの1/8くらいが限度で考えると気が楽かもしれません。もうちょっと削れるかもしれませんが。


5:ここまでやって、浮いたお金は定期預金に移しましょう。


 この辺でお金の使われ方を見直して、プラスになったのならあとは余剰金を定期預金に一度ぶち込みましょう。ええ。
 これを投資に使えば良いのでは?と思うかもしれません。これは個人の考えなのでご覧の皆様がそのまま投資に使いたいと思うのであれば止めることはございません。
 ただ、友人などの傾向を見てみると「すぐ引き出せるお金があったら足りなくなったらすぐ引き出す」っぽいのですよね。何となく。あとは無計画に使ったりとか。
 なので、お金を貯めるというよりはどちらかというと「我慢する訓練をして、我慢する感覚を養う。我慢が我慢でなくなったら最高」という感じでしょうか。
 その我慢や節約を続けられるか?無理がないものか?というのを理解したうえで実際の資産運用に続きましょう。そちらのほうが気が楽です。運用というのは長い人生で付き合うものですからね。無理してストレスは溜めないほうが良いものです。

 あ、定期預金は1年くらいでいいと思いますよ。
 貯まった分は投資の軍資金に使うのも良し、イレギュラー用の積み立てに使うのも良し。です。あくまでお勉強に使ったものなので。
 私は元々貧乏育ちなのでコンビニでおにぎりを買うのにも迷う人間ですし、その辺は人によって練習期間は変わるかと思います。



 というわけで、今回はどちらかというと心構え的に節約のアイデアを書き連ねてみました。もし○○で使っちゃうお金についてアドバイスを、等あればコメントなどでお伝え頂けたら何かお答えできるかと思いますのでお気軽に。ですよ。ふふ。
 皆様の一助になれば幸いでございます。


番外編:ちょっと特殊な食料調達?


 この辺は完全な余談ですので聞き流してください。

 私の住んでいる町には町民に小区画の畑を年間10,000円程度で貸し出しています。
 なぜかそれに目を付けた親族の1人が「私、畑仕事やる!!」と言い出したのでそれに夏頃から出資しているのですが、

 何とこれまで大量の野菜が食卓に並んでいます。

 小松菜とか、秋ごろからずっと食べてますね……。夏はトウモロコシも食べましたし秋には小松菜や根菜、そして今は白菜と小松菜と玉ねぎもそろそろ収穫時期と聞きました。
 確か借りている区画はより小区画(電柱とかがあるので少し狭い)ので7,000円くらいでしたが、肥料とかを加えても未だにありあまる野菜を提供してくれます。すごい。
 円安で輸入コストがかかっている今、こういう節約の仕方もありかもしれませんね。と思い追記しました。ぜひ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?