"note"に投稿できなかった話
"note"に登録して一週間が経とうとしている。
昔から小説や詩などの書き物が好きだった私は、久々に「書く場所」に足を踏み入れてそわそわした。
「日ごろから思っていたあのことについて書きたい」「大好きな作品をおすすめする記事を書こう」「名前は何にしよう」
早く活動を始めたくてうきうきしながら登録したけれど、ずっと書けずにいた。
時間がないとか書きたい内容の整理ができてないとか、いくつか理由はあるのだけれど、一番の理由は、
"note"って、想像よりも気軽なものじゃなさそう。
と思ってしまったからなのだと思う。
私は"note"についてほとんど知らないまま登録した。知ってることといえば好きなツイッタラーさんが以前記事を上げていたサイトで、記事を売ることができて、サポートという募金のような制度があって…というくらい。
最初の記事からこんなことを書くつもりでは無かったけれど、私の登録の動機を。
とにかくニューヨークに行きたい→お金足りない→ネットでノートを書いて売れるサイトがあるってよ→これだ!!
文章に起こすだけでも本当に恥ずかしい私の登録動機がこれ。この時の私は文章を書くということを完全にTwitterやブログの延長線で考えていた。さすがにこれで本当にニューヨークに行けるとは思っていなかったけれど、100円でも貰えたらラッキーだなとは正直思っていた。
そんな私は、さて最初の投稿するか~みんなどんな内容でどんな感じで書いてんのかな~なんて軽い気持ちでいくつかおすすめ記事を開いて、怯んだ。
失礼ながら、想像以上にみなさん真面目に質の高い文章を書かれていて、それはもう雑誌などに載っている文章そのものという感じで、自分の登録前の浅はかさを恥じた。
しかも、写真家を名乗る人や、有名な作家の人が多い…。もしかしてこのサイト、私みたいなど素人が登録していいサイトじゃないのか?と本気で思った。
このサイトでの「書き物としてのハードル」が滅茶苦茶に上がって、私は突然何から書いたらいいのかわからなくなってしまった。登録前に書きたかったものも、こんなテーマのもの書いていいのかと。
オチがないとだめだ。主張したいことがないとだめだ。評論のようなものじゃないと。
暗黙のルールがあるように警戒して、囚われてしまった。
最初の記事に何を書く?
一週間書きたくても書けずに悩んだ答えが、この記事。
ありのまま、等身大の私から、はじめましてのご挨拶代わりに。
書き始めるとなんだか凝り固まっていたものが柔らかくなっていくような感触がして、考えるよりも動くことって本当に効くんだと実感したので、それを大切にフレッシュに書いていきたい。
そんな現在進行形の気持ちを表現した話でした。
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