原稿用紙一枚分の自己紹介
「うわぁ、長いな」とか「自分語りが好きなんだなあこいつは」とか、「どれどれ、ん? どのくらいイタいんだいきみは」とか。そんなことを自分でも思ったけれど、果たしてそうなんだろうか?
僕はいま31歳です。生まれてから31年経ちました。31年とちょっとの人生を「いまから400字以内で紹介してください」と言われたら、全然足りないと思う。
ただ、主観はそうだけれど人が、もっというと知らない人、新宿の路上とかで立ってなんかやっている人が「いまから400字以内で自己紹介します」と言いだしたとしたら、やっぱり冒頭の感情は抱いてしまうなあ。
就職活動中や、社会人になってから腐るほどやってきた「30秒自己PR」や「1分自己紹介」のような、素早くかつどれだけ印象に残る情報を届けるかみたいなやつ。これに慣れてくると、だらだらと身のない話ができなくなってしまいそうだなと危機感を感じていた若手時代を、いまなぜか思い出した。
文字数…400字(スペース込み)/399字(スペース無視)
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