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タートルネックと着物。

何年かぶりに年末年始が休みだったので、しばらく着物で過ごしていました。

まずは忘年会。

バスと電車を乗り継いで行くので、足元は軽く。
年末寒波の影響もあり、少し背筋が寒い気がする。

ということで、タートルネックのセーターと、ウールの着物にしました。
足元はブーツ、上に去年買った着物コート。
着物の中は、しまむらのあったか肌着(正式名称は忘れた)、クルーネックの長袖Tシャツ、薄手のタートルネックセーター。
下はKIMONOMODERNのステテコ、たびっくすではなく普通の靴下。
帯は半幅をかるた結びにして一応帯締めと小さな帯留め、羽織はなし。


元々あまり衣紋を抜かない着方をするんですが、半襟がない分、襟を詰め気味に、浴衣くらいの感覚で合わせました。
裾も短めに、ブーツの上端に合わせるくらい。
靴を脱ぐ予定がなかったのでけっこう短めにしたんですが、正解でした。

コートのシルエットがやたらボリューミーで、ホームアローン2に出てくるトランプ氏みたいなシルエットになったこと以外は特に問題はありませんでした。
暑さ寒さも問題なし、酔っ払いだらけの居酒屋でも特に困ったこともなし。
派手ではないですが柄の着物なので、スタッフに間違えられることもなし。

気を良くして、お正月にも着ました。

コーディネートは忘年会と全く同じ。
実家なので手抜きです。
ただ、裾をたびっくすに合わせて着たら、玄関の上がり端で裾を踏んづけました。
(田舎の家なので、玄関の上がり端がけっこう高い)
2cm程度の違いですが、歩くときもブーツのスエード生地に引っかかり、裾を踏んでいないか不安に。
なめらかなブーツなら大丈夫かもしれません。

次の日も着物。
色違いのタートルネック、ウール着物と、素材は同じで柄は別のもの。
帯板を入れ忘れ、着姿は締まらないですが楽ではあります。
帯は貝の口、やはり帯締めと帯留め。

結論として、やはりタートルネックは楽です。
二部式でも長襦袢はそれなりに重いし、袖の振りや襟から入ってくる風は辛いものがあります。
個人的に、肘・二の腕・肩が冷えると、てきめんに具合が悪くなります。
元々うそつきの下はヒートテックでしたが、その上は空気の層がないので、風が吹き抜けるだけ。
アームウォーマーは使っていましたが、上下の締め付け感が苦手なのと、着物の袖口から唐突にセーターの袖みたいなものが出てくるのが不自然な気がしまして。
手袋だと肘から上が冷えるので、結局同じだなと。

逆に、ヒートテック・長袖シャツ・タートルネックと重ねていると、上に着物を着る意味は?という気もします。
着物を脱いでデニムなどを履けば、上にコートを着て出かけられるわけですし。
ヒートテックとセーターだけでなんとかならないか、は今後の課題です。

あとは首元の問題ですね。
私は首が短いので、タートルネック部分がほとんど目立ちません。
普通に折ってもかなりたるむくらい。
あと、濃い色の半襟が落ち着かないタイプなので、カラシ色とグレーのタートルネックを選びました。
白は、洋服として着るときに使いづらいと判断しましたが、オートミール色くらいなら大丈夫かな…
あまり洋服も増やせないので、今のところはこの2枚で行こうと思います。

帯ですが、個人的にお太鼓はネクタイくらいの立ち位置なんですよ。
ジャケット・シャツ・ネクタイが、着物・半襟・お太鼓。
タートルネックはかなりカジュアルな部類だと思うので、半幅で。
で、洋服っぽく着たいので、あまりボリュームのない、かるた結びとか貝の口とか。
帯締めもあくまで実用なので、ボリューム少なめ。
結び目もちょっと大げさかな、というところで、小さい帯留め。
KIMONOMODERNの木綿の帯締めは、こういうときにいい仕事をしてくれます。

あとは、着物コートがもっさりしがちなのが今後の課題ですね。
ストールはずり落ちてくるし、運転のたびに羽織って外して、が面倒。
洋服用のポンチョとか、ケープっぽいやつとか色々あるみたいですが、私は寒がりなので…
衣類にお金をかけられるようになれば、もう少しこだわって選べるかもしれません。

他に3日間のタートルネック着物で感じたのは、下がステテコとブーツだと、着心地はほとんど洋服だなと。
で、着付けの途中で「やっぱりやめた!」ってなったらスカートなりパンツなりに変えられるから、着付けのハードルも低い。
この時期のタートルネック着物はおすすめです。

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