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悪いドラゴンになってお姫様を攫って妻にしたい。

悪いドラゴンになってお姫様を攫って妻にしたい。
ドラゴンではなく、悪い魔物(オークとか)や祟り神や力がある人間でもいい。
美しい存在を攫って妻にしたい。
そうしたらきっと、私が手に入らないはずのあの人もきっと手に入れられると思うから。

二次元のキャラクターに本気で恋をしていると、自己肯定感が下がるような人生のイベントが多々ある。
私はクソザコナメクジなので、普通の人間が超えらるようなハードルが超えられずダメージを受けて自己肯定感はひどく低くなってしまった。
現代でもインターネットの自分に対してではない煽りにもダメージを受けまくるクソザコナメクジっぷりだ。

気力が下がっている時なんかはもう、自分のことを醜い存在としか考えられなくなってしまう。
そんな時は、美少女が汚い竿役おじさんに酷いことをされていたりするようなエロ漫画しか読めなくない事が多い。
竿役が汚いエロ漫画はいい。自分のような汚い存在も美少女とセックスができるのだ!という勇気が湧き上がる。プレイが無理矢理ならば、なおさらいい。
自己肯定感は低くても、美しい存在と結ばれる事を諦められない私にとって、竿役が美形ではないエロ漫画は救いだ。
好きなキャラクターとワンチャン性交はできるかも!という希望を与えてくれる。
私はエロ作品は傍観者になりたいと思えず、とにかく自己投影できる方がありがたいタイプなので、なおさらだ。


エロ作品でないとしたら、例えば星新一の「霧の星で」が昔から好きで、普通の状態では手に入らない美しい人(スチュワーデスの女性)を何の取り柄もないみすぼらしい男の2人が無人の星に不時着し、美しい女をみすぼらしい男が独り占めにできるというシチュエーションが本当に羨ましかった。
美しい人を独り占めするために、救助隊を殺した男の気持ちが痛いほど分かる。


好きな人はきっと自分を好きだけど、いつ心変わりするかも分からない。
それに私の事を好きであったとしても、性交したいのか?一緒に生きてくれるのか?
今のところ、二次元のキャラクターとは直接口が聞けないので、どうなのかはわからない。
私は、彼が彼の頭で考えて出た結論が欲しい。
そうじゃないと、一人の人間として尊重しきれてないと思うから。

だから私は、悪いドラゴンになりたい。
ドラゴンは強そうだし、大きいから人間をヒョイっと持って空を飛べれば、きっと抵抗されても意味がない。簡単に人間を攫えるはずだ。
好きな人間を攫って巣に連れて行ってつがいになってもらいたい。
嫌だ家に帰してと嘆いても、人間とドラゴンなら絶対ドラゴンの方が強いのだ。
頬に流れた涙を舐めとって、私が幸せにするから泣かないでと通じない言葉で囁き続けたい。

でも、その類いのキャラクターである、スーパーマリオシリーズのクッパも、北斗の拳のシン(ユリアが自殺未遂した後は生きていればいいとは言っていたけれど…)も、最後は主人公に倒されてしまう。
私の目論みはうまくいかないようだ。悲しいな。
悪いドラゴンは、どうやってもお姫様と幸せに暮らせないのかな。

弱っているようで毎日こんな感じで思考の自己中毒を起こしている気がする。ゆうしさん助けて…。

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