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自宅で出来る手網焙煎

普段、私たちが目にしているインスタントコーヒーや店頭に並んでいるコーヒーは焙煎した後のコーヒーになります。コーヒー専用の焙煎機を使って1kgや20kgのコーヒーを焼いています。本格的にコーヒーの焙煎を自宅でやろうとすると高価な焙煎機を購入したり、煙突を付けたりと設備投資をしなければなりません。しかし手網焙煎だと少量ですが少し手間を加えるだけでおいしいコーヒーを作る事ができます。私がいつもやっている手網焙煎の手順を紹介していきます。

手網焙煎に必要なもの
①手網

②コーヒー生豆 100g

③うちわor扇風機

④軍手

⑤ザル

⑥コンロ

 この中であえて購入するものは手網とコーヒー生豆ですかね。手網はホームセンター等で買うことができます。生豆はネット通販や自家焙煎店で「生の豆が欲しい」と言えば売ってくれるお店もあります。

手網焙煎の手順
①焙煎度合いを決める。今回はシティ・ロースト。

②手網にコーヒー生豆を入れて蓋をしてクリップで蓋が開かないようにします。火傷をしないように軍手をはめます。

 ③コンロの火力を中火にし、まずは水抜きをします。手網を火から20cm程度の高さで前後に素早く振っていきます。この時にコーヒー豆全体に火が通るように意識して10cm幅で振ります。だんだんとコーヒー生豆から水が抜け、若干コーヒー生豆が大きくなります。チャフ(薄皮)が剥がれ落ちて生臭い匂いがしてきます。

④約10分ぐらい振り続けるとコーヒー生豆が少し茶色くなり、コーヒー生豆から「パチパチ」と音が鳴ります。この音がハゼと言います。この最初のハゼ(1ハゼ)が鳴るぐらいからコーヒーとして飲める焙煎度合いですが、酸味がとても強いです。1ハゼが鳴り始めたら手網を火に10cm程度の高さまで近づけていきます。1ハゼが激しく鳴り続け約2分ぐらいで止まります。この時点でミディアム・ロースト。

 ⑤更に手網を振り続けます。水分が完全に抜けているので軽くなっていると思います。少し経つと今度は1ハゼよりも高い音で「ピチピチ」と2ハゼが鳴り始めます。この時点でシティ・ローストの焙煎度合いになっているかと思うので、手網を火から外し蓋を開けてコーヒー豆の色を確認します。

⑥ちょうど良い具合に焙煎ができたら、コーヒー豆をザルに移してうちわか扇風機で冷ましていきます。余熱で焙煎が進むのでザルを振りながら素早く冷まします。

 ⑦冷却が終了したら、コーヒー豆の状態を確認します。焼きすぎて黒くなりすぎている豆や逆にうまく熱が加えられずに焼き色が薄くなっている豆、欠点豆を取り除きます。更に2、3個の豆を割って芯まで焙煎されているかも確認をして、手網焙煎は終了です。

 まとめ
 手網焙煎の方法を紹介してきました。初めはうまく手網を前後に振ることが難しい、腕が疲れて手網が下がってしまうこともあります。腕が疲れたら左右を交互に変えても問題はありません。そしてコンロの前で手網を振り続けるので暑さもあり辛いとは思います。でも回数を重ねていくとすぐに慣れていきます。

  シティ・ローストの焙煎度合いだと約12分ぐらいかかります。何といっても自家焙煎は自分の好みのコーヒーができるのが醍醐味なんですね。浅煎りにしてアメリカンコーヒーにしてみたり、深煎りにして苦みが強いコーヒーにしてみたりと自分で調整する楽しさがあります。何度がチャレンジをして自分好みのコーヒーを作るのも良いかと思います。

焙煎直後のコーヒーは新鮮でおいしの?
 焙煎をしたコーヒーには炭酸ガスが含まれています。このガスは時間の経過とともに空気中に放出されていきます。

 焙煎してから時間が経った古いコーヒー豆をドリップすると1湯目でうまく膨らまず蒸らしできなくて美味しいコーヒーが抽出できないことがあります。あれはガスが抜けてしまっているからです。ガスが多く含まれているとドリップ時の1湯目で良く膨らみ十分な蒸らしができるのです。これは新鮮なコーヒーということになります。

 なら焙煎直後のコーヒーは美味しいのかと思うかもしれません。焙煎直後はコーヒー豆から多くのガスを放出している為、味が安定していません。軽いコーヒーの感じがします。美味しいことは美味しいです。焙煎をしてから1日か2日寝かしておいたほうが、味が安定しコクと深みが出てきます。

 焙煎直後のコーヒーをドリップすると1湯目で面白いように膨らみます。お湯の注ぎ方が急にうまくなったような気がします。ぜひ試してみてください。

 最後に
 焙煎が終わった後のコンロには、たくさんのチャフ(薄皮)散乱しています。ちょっと掃除が大変ですが、チャフ(薄皮)が残っている状態でコンロに火をつけると家事の原因になるので、できるだけ残さないようにしましょう。コンロの周りにアルミ箔を敷いておくと掃除が楽になります。

チャフ


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